電気温水器のお湯が出ないのは故障?原因と対処法を詳しく解説
2025.10.07 UPDATE

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
急に電気温水器からお湯が出なくなってしまったら、「故障かも…?」と不安になりますよね。
ですが、「お湯が出ない=故障」というわけではなく、簡単に対処できる場合もあります。
今回は、電気温水器のお湯が出ない原因と対処法についてご紹介します。
交換を考えるべきタイミングについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
電気温水器のお湯が出ないときの原因と対処法
急に電気温水器のお湯が出なくなると焦ってしまいますが、故障ではないケースもあります。
いくつかの原因が考えられるので、まずは焦らず次の点をチェックしてみましょう。
原因①お湯切れ
電気温水器のお湯が出ない原因の多くが「お湯切れ」です。
電気温水器は貯湯タンクにお湯を貯めておく仕組みのため、タンク内のお湯を使い切ってしまうとお湯が出なくなります。
お湯切れの場合は故障ではないため、時間をかけて沸き上げを待つか、沸き増し機能を使用することで解決できます。
ただし、昼間の電気代が高く、夜間電力が安くなる電気プランを契約している場合は、昼間に沸き上げを行うことで、電気代が高くなる可能性があります。
原因②減圧弁や混合水栓のフィルター詰まり
電気温水器の減圧弁に付いているフィルターに汚れやゴミが詰まると、お湯が出なくなることがあります。
また、混合水栓に付いているフィルターも同様に詰まりの原因となります。
この場合は、フィルターの清掃を行うのが解決方法です。
取扱説明書に従ってフィルターを取り外し、ブラシなどでゴミや汚れを取り除きます。
定期的な清掃を習慣化して、フィルター詰まりによるトラブルは予防しましょう!
原因③電源オフ
意外と見落としがちなのが、電源が入っていないケース。
雷や停電の影響でブレーカーが落ちていたり、電源スイッチが切れていたりすることがあります。
まず本体の漏電遮断器(電源スイッチ)や、分電盤の電気温水器専用ブレーカーが正常に動いているか確認しましょう。
原因④漏水
電気温水器本体や配管からの漏水も、お湯が出なくなる原因になります。
本体周辺に水たまりがないか、配管部分に水漏れがないかを目視で確認してみましょう。
漏水を発見した場合は、止水栓がある場合はすぐに閉めて専門業者に連絡してください。
電気温水器のお湯がぬるい場合や、勝手にお湯が減る場合は、別の原因が考えられます。
こちらのコラムでも詳しく解説しておりますので、チェックしてみてください。
お湯がぬるいのは修理や交換のサイン?原因と対策・給湯器の使い方
電気温水器のお湯の減りが早い・勝手に減る原因は?対処法を解説!
お湯も水も出ない場合は電気温水器が原因ではない可能性も

お湯だけでなく水も出ない場合は、電気温水器以外に原因があることが多いです。
断水の可能性
近隣で水道工事が行われている場合や、水道トラブルにより断水が発生している可能性があります。
近所の状況を確認したり、水道局に問い合わせたりして断水が発生していないかを確認しましょう。
空焚き防止、泥水などの混入防止のため、断水中は電気温水器の専用止水栓を閉じておいてくださいね。
凍結による影響
冬の寒さが厳しくなる季節には、配管の凍結により水もお湯も出なくなることがあります。
特に北海道のような寒冷地では、外気温が氷点下になると配管が凍結しやすくなります。
もし水が出なくなって凍結が疑われる場合には、無理に温めようとせず、自然に溶けるのを待つのが安全です。
お湯などをかけることで急激な温度変化を与えると、配管にひびが入ったり破損したりする可能性があるためです。
急な冷え込みが予想される場合や長期間家を空ける場合などは、水道管内の水を抜いておく「水抜き」をしましょう。
水抜きについては、こちらのコラムもチェックしてみてください。
長期不在で電気温水器を使わない時は水抜きを!久しぶりに使う場合の対処法も
蛇口の故障
特定の蛇口からお湯の出が悪い場合は、蛇口(混合水栓)自体の故障が考えられます。
全ての蛇口で同じ症状が出るかを確認し、特定の場所だけに問題が起きているようであれば、電気温水器ではなく蛇口の修理や交換が必要です。
電気温水器のお湯が出ないのは交換を依頼すべきタイミングかも
電気温水器の耐用年数は、15年程度とされています。
使用開始から10年前後経っていて、故障が頻繁に起きる場合や、修理をしてもすぐに不具合が起こるような場合は、買い替え・交換を検討するタイミングと言えます。
また、故障が見られなくても、使用開始から15年以上経過している電気温水器は、交換の目安とされています。
突然お湯が使えなくなる事態を避けるためにも、早めに計画的な交換を考えておくことが大切です。
「どんな症状があったら交換すべき?」と、交換のタイミングに迷ったら以下のコラムもあわせて読んでみてくださいね。
電気温水器の寿命・耐用年数の目安は?修理・交換となる症状もご紹介
札幌ニップロは電気温水器の交換にも対応!
札幌ニップロでは、電気・ガス・灯油のどの熱源にも対応できることが強みです!
電気温水器の交換はもちろん、電気からガス、電気から灯油など熱源変更に伴う機器の入れ替えにも対応しています。
ここからは、札幌ニップロで手がけた、電気温水器交換工事事例の一部をご紹介します。
事例①:電気温水器からエコキュートへ交換

約12年使用されていた電気温水器を、省エネ性能の高いエコキュートへ交換された事例です。
故障やトラブルが起こる前に、計画的なタイミングでの交換を希望されました。
新しく設置したエコキュートは、大きさはそのままに、従来の機種に比べて省エネ性能がアップしました!
電気温水器からエコキュートへの交換の場合、新たに室外機(ヒートポンプユニット)を設置する必要があります。
今回の事例では、室外機の設置に架台を使用し、積雪対策もばっちりです。

こちらの事例は、ほくでんの「エコ替えキャンペーン」を利用して、交換費用の負担を軽減。
2025年7月現在、ほくでんの「エコ替えキャンペーン」のほか、国が実施する「給湯省エネ事業」なども利用できますので、電気温水器からエコキュートへの変更をご検討の方は、ぜひチェックしてみてください!
詳しくは以下のコラムもご覧ください。
事例②:電気温水器から灯油給湯器へ交換

電気温水器の故障をきっかけに、当社にご相談をいただきました。
電気温水器の交換をご希望でしたが、電気代の高騰による光熱費の負担が大きく、熱源の見直しも視野に入れていらっしゃいました。
導入費用やランニングコストを総合的に比較した結果、灯油給湯器への切替を進めることになりました。
給湯器の設置場所が外壁に面していたため、排気管の取り付けも含め工事はスムーズに進行。
電気温水器に比べて本体サイズもコンパクトになり、設置スペースにも余裕が生まれました。
事例③:電気ボイラーからガスのエコジョーズへ交換

オール電化ブームのタイミングでお家を建て、その後の電気代の高騰に頭を悩ませていたというお客様。
光熱費のシミュレーションと工事費の試算から、電気ボイラーと電気温水器をガス暖房給湯一体型ボイラー(エコジョーズ)へと交換しました。
給湯と暖房が一体化したことで設置スペースも大幅に削減!
「悩みが解消して大満足。もっと早く相談しておけば良かったです」とお喜びの言葉をいただいています。
電気温水器でお湯が出ない原因はさまざま!対処法を確認しよう
電気温水器のお湯が出ない原因の多くは故障ではなく、お湯切れやフィルターの詰まりなど、比較的簡単に解決できるものです。
まずは慌てずに、電源の確認、残湯量のチェック、フィルターの状態確認を行いましょう。
お湯の出が悪い状況が続く場合や、10年以上使用している電気温水器で故障が頻発する場合は、交換を検討することをおすすめします。
エコキュートや高効率給湯器への交換により、省エネ効果と快適性の向上が期待できます。
交換工事は補助金制度を活用できることもあるので、まずはご相談ください!
札幌で電気温水器、給湯器、ボイラーの修理や交換をご検討の場合は、お気軽に札幌ニップロまでご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のライフスタイルに合った最適なご提案をいたします。
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