電気温水器のお湯の減りが早い・勝手に減る原因は?対処法を解説!

2022.12.14 UPDATE

電気温水器

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

電気温水器を使っていて「なんとなくお湯の減りが早い気がする…」とお悩みの方はいませんか?

実はその原因は故障や不具合のほか、設定や使い方に問題がある場合もあります。

 

そこで今回は、電気温水器のお湯の減りが早い・勝手に減る原因について詳しく解説します。

対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

電気温水器とは?給湯器の種類を確認!

家庭でお湯を作る機器のうち、よく比較・検討されるのが以下の3つです。

  • 電気温水器
  • エコキュート
  • エコジョーズ

 

それぞれお湯を作る仕組みが違うので、見ていきましょう。

 

①電気温水器

電気温水器とは、電気を使ってお湯を作る給湯器の1つです。

金属で作られた電熱ヒーターに電気を流し、発生した熱を水と交換することでお湯を作り出す仕組みになっています。

 

設備は電気温水器のみで、その中で水を温めてお湯にして貯めておきます。

 

②エコキュート

エコキュートは熱源に電気を使いますが電熱ヒーターは使わず、外気の移動や圧縮によって発生した熱を使って給湯します。

この仕組みは「ヒートポンプ」と呼ばれ、エアコンなどにも使用されているんですよ。

 

設備はお湯を温める役割をもつヒートポンプユニットと、温めたお湯を貯めておく貯湯タンクの2つです。

 

③エコジョーズ

エコジョーズはガスを使った給湯器の1つです。

従来の給湯器では使わずに捨てられていた排気熱を再利用するので、少ないガス量で温めることができます。

エコジョーズの場合は熱源がガスなので、電気温水器には含まれません。

 

 

電気温水器のお湯の減りが早い・勝手に減る原因は?

電気温水器を使っていると、電気温水器のお湯の減りが早かったり、勝手にお湯が減ったりすることがあります。

考えられるさまざまな原因について見てみましょう。

 

原因①電気温水器や部品の一部の故障による水漏れ

はじめに考えられるのは、電気温水器やタンクの故障による水漏れです。

 

お湯だけでなく水さえも出てこないという場合は、給湯管やホースが詰まっていたり水漏れを起こしたりしている可能性があります。

電気温水器や周辺の部品をチェックし、水漏れしている箇所を見つけましょう。

 

お湯の減りが早い・勝手に減る以外にも「お湯がぬるい」「スイッチやブレーカーに問題がないのにお湯が出ない」などの現象が現れたら、電気温水器や周辺の部品が壊れている可能性が高いですよ。

 

原因②お風呂の保温・追い焚き

家族が多く、長時間お風呂を保温していたり何度も追い焚きをしたりしていませんか?

 

実は、お風呂の保温や追い焚きには貯湯タンクに貯まっているお湯を使用しているんです。

タンクのお湯をそのままお風呂に使用しているわけではありませんが、保温や追い焚きをすると貯湯タンク内のお湯は減る仕組みになっています。

 

原因③配管の洗浄

電気温水器には、自動で配管やタンク内を洗浄してくれる機能がついていることがあります。

洗浄にタンク内のお湯を使用するため、知らない間に勝手にお湯が減っているというケースも珍しくありません。

 

衛生面から洗浄機能はオンにしておくのがおすすめですが、洗浄サイクルに合わせて給湯する量を増やすなどの対策が必要でしょう。

 

原因④外気温の影響

外の気温も、電気温水器のお湯が減る原因の1つです。

北海道の場合は電気温水器が室内にあることが多いため、影響は少ないでしょう。

 

電気温水器は、深夜に沸かしたお湯を貯湯タンクに貯め、そのお湯を日中に使うという仕組みです。

もちろんタンクは保温性に優れていますが、外気温の影響を全く受けないとはいい切れません。

気温の低下とともに少しずつお湯の温度が下がってしまいます。

 

すると「貯湯タンクにお湯はあるけど使えない」ということが起こり、結果としてお湯が減っていると感じてしまう原因につながります。

特に冬場は湯温が下がりやすいため、お湯の減りが早いと感じることが多いでしょう。

 

 

電気温水器のお湯の減りが早い・勝手に減るときの対応策もチェック!

では、電気温水器のお湯の減りが早い・勝手に減る場合にはどうしたら良いのでしょうか。

3つの対応策をご紹介します。

 

対応策①電気温水器を修理・交換する

電気温水器や周辺の部品が故障している場合は、速やかに修理や交換を行いましょう。

故障や水漏れを放置していると電気代が無駄になるだけでなく、健康や家の設備に被害が出る恐れもあります。

程度がひどくなる前に、業者に連絡してくださいね。

 

また、明らかな故障がなくても寿命によって調子が悪いという可能性もあります。

定期的なメンテナンスをしている場合、電気温水器の寿命は一般的に15年程といわれているため、それより古い場合は交換を検討しても良いでしょう。

故障のサインを見逃さないためにも、数年に一度はメーカーによる点検も行うのがおすすめです。

 

対応策②湯温や追い焚きの設定を変更する

お風呂の保温や追い焚き、自動洗浄機能の設定によってお湯が減ってしまう場合は、それらの設定を変更してみましょう。

常に保温するのではなく入浴前だけ手動で追い焚きをしたり、入浴が終わったら保温を切ったりするのがおすすめです。

面倒だと感じるかもしれませんが、節電・節約にもつながりますよ。

 

また、外気温が低いことにより使えるお湯の量が減ってしまっている場合は、そもそも沸かすお湯の温度を高くしておくのもおすすめです。

沸かすお湯の量や温度はおまかせ設定になっていることも多いため、一度確認してみてくださいね。

 

対応策③熱源を切り替える

上で紹介した対応策を講じてもお湯の減りが気になったり、頻繁に部品を交換するためのコストが負担に感じたりする場合は、思い切って熱源を切り替えるのも1つの手です。

 

電気温水器の交換費用は数十万円と、決して安くありません。

 

また、熱源を切り替えると、生活スタイルによっては光熱費が安くなることも!

電気温水器の故障や寿命のタイミングで熱源の切り替えを行う家庭も珍しくないんですよ。

現在、なんと9割の新築物件がガスボイラーを利用しているというデータもあります。

電気ボイラーから切り替えをされるお客様も非常に多いです。

 

札幌ニップロでは、熱源の切り替えやボイラー交換など、お客様のご使用状況に合わせた工事内容のご提案が可能です!

 

熱源の切り替えについては「オール電化をやめたい理由とは?熱源変更のメリット・デメリットも解説」もぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

電気温水器のお湯の減りが早い・勝手に減る原因はさまざま!

電気を使ってお湯を作る仕組みの電気温水器。

金属で作られた電熱ヒーターに電気を流し、発生した熱を水と交換することでお湯を作り出します。

そんな電気温水器ですが、使っていると「お湯の減りが早い」「勝手に減っている気がする」と感じるケースも珍しくありません。

 

電気温水器のお湯が減る原因は、温水器本体や周辺部品の故障のほか、お風呂の保温や追い焚き、タンク内の洗浄などがあります。

 

対応策としては「電気温水器を修理・交換する」「湯温や追い焚きの設定を変更する」などが挙げられるでしょう。

しかし電気温水器の交換には高額なコストもかかるため、故障や寿命を機に熱源を切り替えるという方も少なくありません。

 

熱源の切り替えや暖房機器の交換・メンテナンスに関するご相談は札幌ニップロでも承っております。

札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽)対応が可能です。

※その他のエリアにお住いのお客様はご相談ください!

中川原 理(ナカガワラ マコト)

約20年、セントラルヒーティングのメンテナンス業務に携わってきました。お客様の声やお悩み事に対して最善の提案ができるよう日々取り組んでおります。今後もこれまでの経験を活かしてお客様に満足いただけるサービスを心がけ、喜びと安心を提供致します!

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