オール電化とガス併用どっちを選ぶ?費用やメリットデメリットで比較!

2021.06.21 UPDATE

オール電化 フライパン

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

新築時やリフォーム時に、オール電化と電気とガスの併用はどちらがお得なのか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

 

どちらにもメリット・デメリットや、家庭によって向いている使い方などがあるため、一概に「どちらが安い」「どちらが良い」ということは言えません。

 

今回はオール電化とガスについて、それぞれのコストや費用、メリットデメリット、選ぶ基準などを比較してみましょう。

 

 

オール電化とガス併用どっちを選ぶ?まずは基本と金額面を比較

オール電化とは、生活に関する家電などとともに、風呂やキッチンに使う熱源などのすべてを電気でまかなう仕組みのことです。

 

一方、ガスを使う場合は電子レンジやテレビなどの家電は電気、風呂や料理にはガスを使うという併用になります。

ガスには都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類があり、それぞれで金額が変わります。

 

では、各コストを1kWhあたりのエネルギーで比較してみましょう。

 

電気

  • 30円90銭(8:00~13:00、18:00〜22:00)
  • 40円67銭(13:00〜18:00)
  • 14円63銭(22:00~翌8:00)

 

ガス

  • 都市ガス:約13円20銭
  • プロパンガス:約32円02銭

 

※1kWh=860kcalとし、LPガスの発熱量を24,000kcal/m3、都市ガスの発熱量11,000kcal/m3として計算

※電気は北海道電力のeタイム3プラス、都市ガス価格は北海道ガスの一般料金A(12月)、プロパンガス価格はプロパンガス料金消費者協会の平均価格(相場)から参考

 

オール電化では昼間と夜間で料金体系が異なり、夜間電力は安価に使えます。

食洗器や洗濯機の使用を夜間にしておけば電気代を抑えられます。

また、夜間に蓄熱する蓄熱暖房機を使えば、暖房代もカット可能です。

 

この中で最も低コストなのが都市ガスですが、都市ガスは都市の中心部のみで展開されており、地域によっては残念ながら選択肢に入れることもできません。

 

また、こうして見ると電気料金は高いように見えますが、電気+ガスの場合、それぞれの基本料金がかかってきます。

オール電化にすれば基本料金分はカットできるので、プランを選べばコストを抑えることが可能です。

 

電気とガス併用のコストを抑えるためには、電力会社を選ぶのがオススメ。

電力自由化により好きな電力会社が選べるようになり、お得なプランのある会社は豊富にあります。

電気も展開しているガス会社が増えてきているため、電気とガスを同じ会社で契約すればコストダウンが可能です!

 

 

オール電化かガス併用か、メリットデメリットや家族構成からも考えよう

オール電化かガス併用か迷った場合は、費用面だけでなくメリット・デメリットをそれぞれ知っておきましょう。

向いている家庭の特徴についても、参考にお伝えしますね。

 

オール電化のメリット・デメリット、向いている家庭

メリット

  • 光熱費の料金が一本化されるのでわかりやすく、夜間電力が安い
  • IHクッキングヒーターはフラットで掃除がしやすく、安全で室内温度も上げにくい
  • ソーラーパネルを設置していれば自家消費できる

 

デメリット

  • 初期費用が高く、昼に電気を使うことが多いと光熱費がかかる
  • 停電が起こると使えない
  • IHクッキングヒーターで使えない調理器具や調理法がある
  • 湯は飲用水には使えず、長期間家を空ける際にはタンク内の水を抜くなどの作業が必要

 

オール電化が向いているのはこんな家庭

  • 仕事や学校で昼間にはあまり電気を使わない
  • 停電リスクが低い地域に住んでいる
  • 掃除は楽なほうが良い
  • とにかく安全に使いたい
  • 夏場のキッチンの暑さを和らげたい
  • 長期間家を空けることが少ない

 

なお、オール電化が向いている家庭は、お住まいの地域によっても変わってきます。

オール電化が多く採用されているのは、主に暖房期間が短い地域です。

北海道の場合は、厳冬期は昼間も暖房を使用する期間が長く、上記の「オール電化が向いている家庭の条件」に合っていても、冬場にかかる光熱費という点を考慮すると試算上は高くなる場合が多いです。

 

現在、本州ではオール電化の採用が増加傾向にありますが、北海道はオール電化とは逆に、ガス化や灯油への切り替えが主流になっています。

現に札幌近郊では、新築住宅の9割はガスボイラーである「エコジョーズ」が採用されています。

オール電化で失敗しないために!北海道でのメリット・デメリットは?」もご参考ください!

 

オール電化の場合、IHクッキングヒーターは火が燃え移る事故などを防ぐことができて安全なのと、周りに熱が逃げないためガスに比べて室温を上げにくいのが魅力。

材質によって使えない調理器具もありますが、ラジエントヒーターなどが付いている製品もあるので、そちらを使ってカバーすることもできます。

 

お湯は一度温めてタンク内に貯めておいたものなので衛生的に良くはなく、長期間家を空けるときはタンク内を清潔に保つために水を抜き、使うときに沸かし直す必要があります。

 

また、料金が高くなる日中は追加給湯やIH調理を控え、安くなる夜間に電気代を使用するなどの工夫をすれば節約はできるでしょう。

 

ガス併用のメリット・デメリット、向いている家庭

メリット

  • 都市ガスとの併用の場合、光熱費がお得になることが多い
  • オール電化だと昼間に割高となる電気での給湯や調理を、ガスで補えるため節約できる
  • 乾電池を使用するガスコンロであれば、停電になっても調理や湯沸かしが可能
  • 今後、電気料金が値上がりした際にガスの使用量を増やし電気代を抑えるなど対策がとれる

 

デメリット

  • 電気とガスそれぞれに基本料金がかかる
  • プロパンガスの場合は割高となることが多い
  • ガスコンロの場合に火災のリスクが高まる、長時間使用で室温が高くなる
  • オール電化からのガス併用へ切り替えたくなった場合、費用や手間がかかる

 

ガス併用が向いているのはこんな家庭

  • 都市ガス供給エリアに住んでいる
  • 電気も同じガス会社で契約できる(※一部の会社のみ)
  • 暖房期間が長い地域に住んでいる
  • 強い火力で作る料理を楽しみたい

 

両方に基本料金はかかるという点は、昼に調理を長時間おこなう家庭では、ガスのほうがお得になる場合があるため環境にもよるでしょう。

併用が都市ガスの場合は、オール電化より比較的安くなることが多いですが、プロパンガスガスの場合は高くなってしまいがちです。

 

ただしプロパンガスにもメリットはありますので、それぞれのメリットデメリットもご紹介しますね。

 

【都市ガス】

<メリット>

  • 光熱費が安く済む
  • 既存のインフラを使う場合は初期費用が抑えられる

 

<デメリット>

  • 使えるエリアは都市の一部に限られている
  • ガスの引き込み工事が必要になることがある

 

お住まいの地域が都市ガスが通っていないエリアの場合は、都市ガスを使うことができないという点は知っておきましょう。

 

【プロパンガス】

<メリット>

  • 火力が強い
  • 対応エリアが広い

 

<デメリット>

  • 適正価格の見極めが難しい
  • 光熱費が高額になりがち

 

プロパンガスは自由料金なので、ガス会社によって価格が変わります。

適正価格をきちんと知らないと、思っているよりも高額な料金になってしまうリスクがあります。

 

 

メンテナンスや災害時の対応もオール電化・ガス併用で比較!

ガス

メンテナンスや、災害時の対応についても知っておきましょう。

 

メンテナンス

日常的に使用する給湯設備やキッチン設備のメンテナンスが必要です。

 

※暖房システム「セントラルヒーティング」のメンテナンスにつきましては、こちらのコラムをご参考ください。

セントラルヒーティングに必要なメンテナンスとは?

 

<オール電化>

給湯設備のメンテナンスが必要。

浴槽フィルターの掃除や風呂配管洗浄、配管の水漏れがないかの目視点検などを年に2~3回します。

 

IHクッキングヒーターは日常の手入れはトップのガラス面を拭くだけでOKです。

 

<ガス併用>

ガス給湯器は安全のために定期的に点検をしましょう。

周りに燃えやすいものが無いか、ホコリやごみが溜まってないか、標準使用期間を過ぎた給湯器を使い続けていないかなどをチェックします。

追い焚き配管や浴槽フィルターの掃除も一緒に行いましょう。

 

ガスコンロは五徳の汚れが火力にも影響を与えるので、こまめな掃除が大切です。

 

災害時の対応

 

<オール電化>

停電時に電気が使えなくなるのが1番のネックですが、太陽光発電や蓄電池を取り入れて、電気が復旧するまでの間のカバーをする方法もあります。

最低でもカセット式のガスコンロがあると安心です。

 

冬の寒い時期に停電などで暖房が使えなくなった場合に備えて、電気が必要ない暖房器具(灯油を燃料とする石油ストーブ、カセットガスボンベ式のストーブなど)を用意しておくこともおすすめ。

 

またオール電化の場合、断水時は給湯設備のタンク内の湯が使用できるというメリットもあります。※型式によっては使用できない場合もあります。

飲用水にはできませんが、高温の湯がすぐに使えます。

 

<ガス併用>

災害などでガスの導管がダメになると、復旧までかなりの時間を要しますので、都市ガスは要注意。

停電した場合は、給湯も暖房も使えなくなることを知っておきましょう。

ガス併用の場合も、カセットコンロや電気を必要としない暖房器具などを備えておくと安心です。

 

初期費用やランニングコスト、生活時間や災害時などさまざまなケースによって差があるため、どっちがおすすめとは一概に言えません。

 

金額も選ぶプランによるため、どちらのパターンも見積もりをとって比較し、メリットデメリットを踏まえたうえで検討すると良いでしょう。

 

 

オール電化とガスか、暮らしに合わせて選ぼう

オール電化とガスも一緒に使うのは、暮らし方によってメリットやデメリットが違ってくるので、どちらが良い・悪いとは決められません。

 

単一のコストで見ると都市ガスが安いですが、電気も併用することで基本料金がダブルでかかり、オール電化の場合とさほど変わらない場合も。

ただし、北海道などの寒冷地の場合は暖房を使用する期間が長いので、光熱費が高くなる場合もあります。

 

電気+ガスでも、同じ会社で契約すればコストダウンが可能です。

電気代が高い!ボイラー交換やリフォームを検討しているなら、光熱費を試算して選択しよう」もご参考ください。

 

オール電化は火を使わないので安全性が高く、日々の掃除も楽なので小さなお子さんがいらっしゃる家庭に、ガス併用は暖房期間が長い地域に住んでいる、強い火力で作る料理を楽しみたい家庭に向いているなど、お住まいのエリアやライフスタイルによってもおすすめ度が変わってきます。

 

大事なライフラインだからこそ、災害時の対応なども考えたうえで選べると良いですね。

 

札幌ニップロでは、給湯ボイラーやコンロの設備取り替えなども承っております!

お気軽にご相談ください。

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