北海道でエアコン暖房をつけっぱなしにしたら?冬の電気代や注意点

2022.01.21 UPDATE

エアコン暖房の電気代

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

北海道でエアコン暖房を使っている方・検討している方の多くが「暖まるのに時間がかかるから、つけっぱなしにしたい」と思っているはず。

しかし、冬は特に光熱費が心配ですよね?

 

そこで今回は、北海道でエアコン暖房をつけっぱなしにしたら電気代はいくらになるのかを中心に解説!

「つけっぱなし」と「つけたり消したりする」のではどれくらい電気代に差があるのか、電気代を節約するために注意すべきポイントも、一緒にご紹介していきます。

北海道でエアコン暖房をつけっぱなしにしたら、冬の電気代はどれくらい?

エアコン暖房はつけっぱなしにせず、使わない時は消す方が電気代を抑えられそうなイメージがありますよね。

しかし、冬の北海道の場合は「つけっぱなしの方が安い」可能性が大きいのです!

 

実は、エアコン暖房が一番電力を使うのは「室温を設定温度まで上げる」時。

設定温度に達すれば、部屋の温度を保つのに立ち上げ時ほどの電力は必要ありません。

 

言い換えれば、外気温すなわち室温が低くなる地域ほど、設定温度との差が大きくなるため、電力消費の激しい立ち上げの回数を減らし、つけっぱなしにしておく方が電気代を抑えられるのです。

 

では、「つけっぱなし」と「つけたり消したりする」のでは、電気代にどれほど差が出るのでしょうか?

実際に計算していきたいと思います!

 

エアコン暖房にかかる光熱費を実際に計算!

エアコン暖房にかかる電気代は、次の式で求められます。

 

27(円/kWh) × 運転時間(時間) × 消費電力(W)÷ 1000

 

27(円/kWh)は全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた、電化製品を1時間使用したときにかかる電気料金の目安です。

 

計算には、札幌ニップロで施工事例のある「ダイキンFXシリーズS40YTFXPーW」の値を使いたいと思います。

  • 機種:ダイキン FXシリーズ S40YTFXPーW
  • 対応畳数:11~14畳(18~23㎡)
  • 消費電力:1,300W(115~2,850W)
  • 設定温度になるまでの時間:約18分(0.3時間)

 

※設定温度になるまでの時間は、外気温2℃、室温10℃、設定温度22℃、風量5、風向正面吹きで運転開始後から設定温度になるまでの時間

 

【つけっぱなし時】

運転時間:トータルの運転時間-設定温度になるまでの時間=トータルの運転時間-0.3✕起動回数

消費電力:115W

 

【立ち上がり時(設定温度になるまで)】

運転時間:0.3時間

消費電力:2,850W

 

【計算式】

電気代=27✕(トータルの運転時間-0.3✕起動回数)✕115÷1000+27✕(0.3✕起動回数)✕2850÷1000

 

【補足】

消費電力は「1300W」が安定時の平均的な消費電力、「115W」が最小の消費電力、「2,850W」が最大の消費電力の値です。

つけっぱなし時は消費電力が最も少ないと考えられるため「115W」を、立ち上がり時は最も多くなると仮定して「2,850W」を計算に使います。

 

運転時間については、少し複雑です。

つけっぱなしの時間を「トータルの運転時間-設定温度になるまでの時間」としたいと思います。

設定温度になるまでの時間は、計算に使う機種が設定温度に達するまでにかかる時間、すなわち18分(0.3時間)に、スイッチを入れて起動させた回数をかけた値です。

 

 

「つけっぱなし」と「つけたり消したり」の電気代、計算結果は?

24時間つけっぱなしの場合と数時間おきに「つける→消す」を繰り返した場合について、先ほどの計算式で求めた電気代がこちらです。

 

さらに、24時間つけっぱなしの場合との差額はいくらになるのか、1日分と1か月分それぞれについて算出してみました!

 

起動回数 トータルの運転時間 電気代 24時間つけっぱなしとの差額

(1日)

24時間つけっぱなしとの差額

(1ヶ月)

24時間つけっぱなし 1 24 約97円 0 0
1時間おき 12 12 約303円 +206円 +6,180円
2時間おき 6 12 約170円 +73円 +2,190円
3時間おき 4 12 約126円 +29円 +870円
4時間おき 3 12 約104円 +7円 +210円
6時間おき 2 12 約82円 -15円 -450円
12時間おき 1 12 約59円 ー38円 -1,140円

※24時間つけっぱなしとの差額は四捨五入、また、1ヶ月を30日として計算

 

表を見ると、トータルの運転時間が同じでも、電気代が大きく違ってくることがわかります。

また1~4時間おきまでは、24時間つけっぱなしよりつけたり消したりする方が、電気代は高くなるという結果になりました。

 

実際の光熱費が全くこの通りになるわけではありませんが、結論として、次のことがいえるでしょう。

  • ずっと家にいるなら、起きている間はつけっぱなしの方が安い
  • 短めの外出なら、つけっぱなしの方が安い
  • 仕事などで長く家を空けるなら、消した方が安い

 

特に北海道の冬はマイナスになるため、つけっぱなしによる電気代節約の効果が大きいといえます。

エアコン暖房をお使いの際は、使用時間にぜひ気を配ってみてくださいね。

 

 

エアコン暖房のつけっぱなしで節約するコツは?北海道の冬は雪にも注意

エアコン リモコン

エアコンをつけっぱなしにする際は次の6つに注意すると、さらに電気代を節約できますよ。

 

また、節約とは関係ありませんが、空気の乾燥にも注意しましょう。

冬は特に肌や喉が乾燥しないように、加湿器を一緒に使うのがおすすめです。

 

コツ①室外機まわりの障害物を取り除く

室外機の前に物があると、うまく外気を取り込めないため暖房の効きが悪くなります。

室外機のまわりに物を置かないのはもちろん、北海道の冬では特に雪への対策も必要です。

 

室外機に雪が吸い込まれても、暖房が効きづらくなります。

防雪フードや架台(室外機を直置きしないための台)を活用すると良いですよ。

 

コツ②エアコンは自動運転を使用

エアコンは自動運転モードにしましょう!

自動運転モード中は、最も効率の良い運転方法が選択されているからです。

 

先ほどお伝えした通り、エアコン暖房が一番電気を消費するのは室温を設定温度まで上げる時。

弱運転だと設定温度に達するまでの時間が長くなるため、余計に電気代がかかってしまいます。

 

コツ③設定温度は20℃を目安に1℃ずつ調整

環境省が推奨する暖房の設定温度は、20℃が目安です。

また、設定温度を1℃下げると、消費電力を約10%もカットできるそうですよ!

 

まずは20℃に設定し、余裕があるなら1℃ずつ下げてちょうど良い温度を探るのが良いかもしれませんね。

 

コツ④エアコンのフィルターは2週間ごとに掃除

フィルターが詰まると、エアコンの性能が落ちて余計な電力を消費する原因に。

2週間ごとに掃除すると、暖房時の消費電力を約6%カットできるという情報もあります。

 

特につけっぱなしだとホコリがたまりやすいため、掃除機や水洗いで取り除きましょう。

 

コツ⑤サーキュレーターを併用

暖かい空気は上の方にたまりがち。

サーキュレーターを使って室内の空気を循環させれば、足元だけ暖まらないということがありません。

必要以上に設定温度を上げてしまうのを防げます。

 

エアコンの風向きを下に設定して、サーキュレーターを天井へ向けると、効率的に部屋中が暖まりますよ。

 

コツ⑥窓の断熱性を強化する

断熱シートや断熱フィルムを使うと、窓を通して熱が外へ逃げるのを防げます。

 

ただ、北海道の住宅ではペアガラス(2枚のガラス)の窓が一般的なため、窓の断熱性はすでに充分であることが多いでしょう。

 

窓がペアガラスでない、窓の断熱性がイマイチという場合に、ホームセンターなどで買った窓用の断熱シートなどを貼ってみると良いでしょう。

 

 

冬の北海道でエアコン暖房を使うならつけっぱなしがお得!

北海道のように冬の気温がマイナスになる地域では、エアコン暖房のつけっぱなしによる電気代節約の効果が大きくなります。

エアコン暖房は、室温を設定温度まで上げる時に一番電力を消費するからです。

 

家にずっといるなら、起きている間はつけっぱなしの方がお得でしょう。

短い外出でも、つけっぱなしの方が光熱費を抑えられる可能性があります。

一方、仕事で長く家を空ける場合はやはり消した方が良いですね。

 

使用時間に気を配りつつ、次の6つのコツで電気代をさらに節約しましょう!

  • 室外機まわりの障害物を取り除く
  • 自動運転を使う
  • 設定温度は20℃を目安に、ちょうど良い温度まで細かく調整する
  • 2週間ごとにフィルターを掃除する
  • サーキュレーターを併用する
  • 窓の断熱性を強化する

 

また、つけっぱなしだと空気が乾燥しやすいため、加湿器も一緒に使うと良いですよ。

うまくポイントを押さえて、エアコン暖房を賢く使っていきましょうね。

 

札幌ニップロではエアコンの設置・入れ替えを承っております。

戸建て・マンションに関わらず、ぜひお気軽にお問い合わせください!

古屋 潤(フルヤ ジュン)

約8年間、暖房や換気設備のお困りごとに対するアドバイス、メンテナンスを担当してきました。換気ダクト清掃の技術を学び、技術向上の為道具の開発や清掃方法も研究しています。「お客様を家族と思って応対してごらん」という教えを意識して、お客様にとってのベストな提案をいたします。

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