窓の断熱効果を知ろう!効果的なリフォームや手軽な断熱方法も解説!

2023.10.18 UPDATE

窓の断熱効果

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

家の暑さや寒さには、窓が関係していることをご存知でしょうか?

窓の断熱効果を高めると、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

 

冷暖房のエネルギー消費を抑えながら快適な暮らしが実現できる「窓の断熱」。

今回は、窓の断熱効果を高める方法や、窓の断熱をすることによって得られる効果をご紹介します。

窓の断熱効果とは?

夏は涼しく、冬は暖かい、快適な住まいを実現するためには断熱は必要不可欠。

断熱性を高めることで、外気温の影響を受けにくい快適な住まいづくりができます。

 

そして、建物の断熱性に大きく影響しているのが窓などの開口部。

 

窓は、住まいの中でも熱の出入りが一番多い場所といわれています。

壁や天井には断熱材を使用しますが、窓ガラスには断熱材が入っておらず、外気温の影響を受けやすいためです。

 

窓の断熱性を高めることは、住宅全体の断熱性を高めることにつながります。

 

そのため、家の暑さや寒さが気になる場合、窓の断熱性を上げることで、さまざまなメリットがあります。

どのような効果があるのかをご紹介していきます。

 

窓の断熱効果①快適な室温を保ちやすくなる

窓を断熱することにより窓からの熱の出入りを抑えられると、夏は室内を涼しく、冬は暖かく保てるため、一年中快適に過ごすことができます。

 

反対に、窓の断熱性能が不十分だと、窓から熱が出入りしてしまうため、夏は太陽の熱で部屋が暑くなったり、冬になると足元が冷えたりと、快適に過ごすことができません。

 

窓の断熱効果①光熱費の節約

窓の断熱性が高まると、最低限の冷暖房で快適な温度に保ちやすくなるため、光熱費の​節約や省エネにもつながります。

冷房と暖房どちらも効率良く使えるので、電気やガス、灯油を含めた光熱費全ての節約が期待できますよ。

 

冬の暖房費の節約方法については、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

冬の暖房費を節約する方法は?窓周りの対策にも注目!

 

窓の断熱効果②ヒートショックのリスクを軽減

ヒートショックとは、家の中で温度差の大きな場所へ移動した際、血圧が上下に大きく変化し、心臓や血管の病気を引き起こすことがある健康被害のこと。

暖房で暖まった部屋から、暖房設備の整っていない脱衣所やトイレに移動する際の温度差が原因で起こるケースが多いです。

 

ヒートショックを防ぐには、家の中の急激な温度変化を軽減することが大切です。

そのためには窓の断熱が効果的。

脱衣所の窓を断熱性の高い窓にすることで、暖かいリビングなどとの温度差が軽減でき、ヒートショックの防止も期待できます。

 

窓の断熱効果③結露の防止

結露とは、暖かい湿った空気が冷やされ、空気中に含みきれなくなった水蒸気が水滴となって現れるもの。

 

暖房などの使用によって暖められた空気が、冷たい外気に影響されやすい窓ガラスなどの温度の低い部分に触れて冷やされることで、窓の内側に水滴が付着してしまうのです。

特に冬場は、暖房が効いた暖かい室内と寒い室外との温度差が大きいため発生しやすくなります。

 

窓の断熱効果を高めることで、熱が伝わりにくくなるため、結露の発生が少なくなります。

 

結露を放置すると、カビやダニの繁殖しやすい環境を作ってしまい、ぜんそくやアレルギーなどの健康被害につながる可能性も考えられます。

また、結露は柱や断熱材などの建材を腐らせてしまい、家を劣化させる原因にも。

窓の断熱性を高めることは、部屋の暖かさを保つことに加え、結露の発生やカビ・ダニの防止、家の劣化を防ぐことにもつながります。

 

 

窓の断熱効果を高めるにはリフォームがおすすめ!

メジャーで測る

しっかりと窓の断熱をしたい方は窓のリフォームがおすすめ。

​​リフォームを行うことで、格段に断熱効果が高まります。

 

窓の断熱リフォームの種類

窓のリフォームの方法は主に3種類あります。

 

断熱窓への交換リフォーム

既存の窓を断熱性の高い窓に交換するリフォームです。

 

これまでの日本の住宅では、「1枚板の単体ガラス+アルミフレーム」の窓が最も普及していました。

これを断熱性の高いガラスとフレームを使用した断熱窓にリフォームすることで、熱の流出を抑え、断熱効果を高めます。

 

断熱窓には、断熱効果が高いガラス板を2枚重ねた複層ガラスや、ガラス窓を3枚重ね、さらに断熱性を高めたトリプルガラスなどがあります。

ガラスの間に空気の層があるため、外の暑さや寒さが室内に伝わりにくく、断熱効果が高まる仕組みになっています。

 

あわせて、既存のアルミフレームを樹脂製のものに交換するとさらに断熱効果が高まるでしょう。

費用の相場は、断熱ガラスの種類や大きさによって異なりますが、およそ5〜15万円程度です。

 

内窓(二重窓)の設置リフォーム

既存の窓の内側にもう1枚窓を設置し、二重窓に変更するリフォームです。

既存の窓と内窓の間にできる空気の層が断熱材のような役割をしてくれるため、外の寒さや暑さが室内に伝わりにくくなります。

施工も短時間でできるため、手軽なリフォームの一つです。

 

また、内窓の設置は、断熱効果の向上に加え、防犯や防音対策にも効果的です。

 

費用の相場は、窓の大きさや性能によって異なりますが、およそ8〜30万円程度が一般的です。

窓用シャッターの設置リフォーム

窓用シャッターは台風などの雨や風から窓を守るのに役立つというイメージがありますが、遮熱や防寒効果も期待できます。

窓用シャッターがあることで、窓に直接寒さや暑さが伝わりにくくなり、室内を快適な温度に保ちやすくなります。

 

※但し、北海道などの寒冷地では、シャッター内部で結露し凍って開閉できなくなることがよくあるので、推奨しません。

 

冬は、暖かな日差しがある時間帯はシャッターを開けておき、日が落ちてからシャッターを閉めると効果的です。

また、夜にシャッターを閉めることは、寒さ対策だけでなく防犯対策としても有効です。

 

費用は、シャッターのサイズが大きいほど高くなります。

相場は、手動の窓シャッターで10〜20万円程度。

電動の窓シャッターで20〜50万円程度です。

 

札幌ニップロの断熱窓リフォーム

札幌ニップロでも、窓のリフォームを承っています。

 

二重窓の設置(施工時間:約1時間)

既存の窓の内側にもう1枚窓をプラスして二重窓へリフォーム。

室内側にLow-E複層ガラス(断熱タイプ)や、Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)を設置することで、冬の寒さや夏の暑さを解消できます。

窓の断熱性をアップさせることで、結露の発生も抑えることができます。

 

ニップロの二重窓リフォームでは、断熱効果に加え、防音や防犯面でのお悩みもあわせて解消できます。

防音には、異なる厚さのガラスを組み合わせる「異厚複層ガラス」を、防犯には、割られても破片が飛び散りにくい「安全合わせガラス」を内窓に使用することもできます。

 

断熱窓への交換(施工時間:約2時間〜半日)

既存の窓を断熱性の高い窓に交換するリフォームです。

 

断熱窓の種類は、以下の3種類。

  • トリプルガラス樹脂窓:アルゴンガス入りLow-Eトリプルガラスと樹脂フレームで世界トップクラスの断熱性能
  • 樹脂窓:Low-E複層ガラスと樹脂フレームで国内最高クラスの断熱性能
  • アルミ樹脂複合窓:Low-E複層ガラスとアルミ樹脂複合窓で優れた断熱性能

 

Low-Eガラスは、気になる紫外線もカット。

窓のサイズや開き方もご要望に応じて変えられます。

 

窓用シャッターの設置(施工時間:約2時間)

窓にシャッターを取り付けるリフォームです。

シャッターと窓の間の空気層が熱の出入りを抑えます。

電動シャッターにすれば、リモコンで開け閉めもらくらく。

台風などの防災や、防犯、防音にも効果的です。

 

窓の寒さにお悩みの方※は、ぜひ一度札幌ニップロへご相談ください!

※札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方。その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください。

 

 

手軽に行える窓の断熱方法もご紹介

手軽に簡単にできる窓の断熱方法もご紹介します。

すぐにリフォームをすることが難しいという方は、参考にしてみてください。

 

窓の断熱方法①断熱シート・断熱ボードを貼る

窓ガラスに貼るだけで、夏場の熱や冬場の冷気が流入するのを防ぐことができる断熱シートや断熱ボード。

 

断熱シートはフィルムタイプや気泡​緩衝材タイプなどがあり、手軽な価格で販売されています。

 

断熱シートは厚みがある方が断熱効果が高く、結露の予防やUVカット、窓ガラスが割れた場合の飛散防止など、断熱以外にもさまざまな機能がついているものもあります。

断熱シートを選ぶ際は、​そのほかの機能にも注目してみましょう。

 

ただし、断熱シートを貼ると景色が見えにくくなることや、商品によっては光を遮ってしまい、部屋が暗くなることがデメリット。

窓ガラスの種類によっては​使用できない​タイプもあるので、よく確認してから購入を検討しましょう。

 

断熱ボードは、熱の遮断を目的に開発された建材。

窓の下半分に立てかけて、窓辺から足元に流れてくる冷気を遮断するものです。

設置も簡単で、断熱シートが貼れないガラスでも使用することができます。

 

窓の断熱方法②​断熱性能のあるカーテンを取り付ける

熱や冷気を通しにくい生地で作られている断熱性能があるカーテンを活用する方法もあります。

室内の空気を外に逃しにくくなり、快適な室内の温度を保​つ効果が期待できます。

 

窓より丈が短いと隙間から空気が出入りしてしまうため、断熱効果が得られなくなってしまいます。

カーテンは長めの丈のものを選ぶと良いでしょう。

 

窓周りが寒いときの対策については、こちらのコラムでもご紹介していますのであわせてご覧ください。

​​窓周りが寒いときの対策は?対策が必要な理由やリフォームの選択肢も

 

 

窓の断熱効果を高めて快適な暮らしを手に入れよう

熱の出入りが多い窓の断熱性を高めることで、室内の温度が快適に保たれやすくなるため、住まいの快適性が大きく改善します。

さらに、光熱費の節約やヒートショックのリスクの軽減、結露の防止などさまざまな効果も期待できます。

 

窓の断熱は、断熱シートを貼る、断熱カーテンを取り付けるなどの方法でも簡単にできますが、格段に断熱効果が高まる窓のリフォームがおすすめです。

窓の断熱効果を高めることによって、夏は涼しく、冬は暖かい、快適な室内環境を少ないエネルギーで実現することができ、省エネにもつながります。

 

札幌ニップロでは、二重窓の設置や断熱効果の高い窓ガラスや窓サッシへの交換など、窓の断熱リフォームに対応しています。

そのほか、暖房器具の修理・メンテナンスなども承っておりますので、札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!

※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!

 

永井 寛紀(ナガイ ヒロキ)

この道20年、セントラルヒーティングやロードヒーティングの新築施工管理業務、リフォームの受注・工程管理業務に携わってきました。スムーズな工程管理・連携を意識して取り組んでいます。お客様と直接接する機会が多くありますので笑顔で丁寧な対応を心がけます。

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