ガスメーターが点滅したら?エラー表示の復帰方法を解説!(都市ガス編)
2021.03.22 UPDATE
こんにちは。札幌ニップロです。
突然ガスが使えなくなると、とても驚いてしまいますよね。
暖房や給湯が使えなくなり、ガスコンロも使えない、ということはガス自体が止まっているケースがほとんどです。
ガス自体が止まっていたら、まずはガスメーター(マイコンメーター)の状態を確認して下さい。
目次
ガスメーターの種類について
ガスメーターの種類は大きく分けて二つ。
都市ガス用とプロパン用のガスメーターがあり、それぞれエラーの表示方法やガス遮断時のメーター復帰方法も異なります。
ご自宅のガスメーターはどちらのタイプなのか確認し、記事を参考にして下さい。
今回は都市ガスタイプのガスメーターのエラーや復旧方法について解説していきます!
ガスが使えなくなった!?ガスマイコンメーターのランプが赤点滅した時の対処方法~都市ガス編
ガスメーターのエラー表示について(都市ガス)
赤ランプが点滅している場合、リセット操作(復帰)をしましょう。
全てのガス機器を使用を止めて、ガス栓と器具栓を閉める
ガスメーターの左側の復帰ボタンのキャップを外す
復帰ボタンをゆっくりと押す
赤ランプが点灯したあと、また点滅が始まります。
ガスを使わずに約3分ほど待ち、ランプの点滅が消えたらガスが使用できるようになります。
復帰操作を行っても、ガスメーターのエラー表示が改善されない場合は、ガス事業者へ連絡の上、点検を受けて下さい。
ガスメーターはどんな時に遮断される?
ガスマイコンメーターとは、ガス使用量の計量器としての役割だけではなく、安全のための機能が搭載されています。
例えばガス漏れや圧力等に異常が発生した場合や震度5以上の地震が発生した時など、危険だと判断した場合はガスを遮断します。
ガスを長時間使用したとき
北海道などの寒冷地では、冬季は暖房を24時間つけっぱなしにする使い方をしている家庭が多いため、エコジョーズなどのガス暖房機器を使用している場合にも発生することがあります。
この場合は、ご自身でガスメーターのリセット作業を行う事で復旧します。
地震など、耐震装置が作動したとき
ガスの使用中に大きな地震(震度5相当)が発生した場合にガスを遮断します。
ガスの圧力に異常が発生しているとき
何らかの原因でガスの供給圧力が低下した場合にガスを止めます。
ガス漏れの疑いがあるとき
ガスの不自然な流れを感知して、自動的にガスを止める仕組みになっています。
誤ってガス管を外した、ガス器具が接続されていない元栓を開いてしまったなど、ガス流量を感知することで危険な事故を防ぎます。
こんな時はご契約のガス会社に問合せを
上記で解説したとおり、ガスメーターの赤ランプ点滅には様々な原因があります。
長時間の使用や、耐震装置の作動など一時的なエラーであれば、ご自身の復旧作業により改善できます。
しかし、ガス漏れや圧力の異常が起こっている場合は、復旧操作をおこなったとしてもエラーは改善されません。
復帰操作を行ってもガスメーターのエラー表示が改善されない場合は、速やかにガス事業者へ連絡の上、点検を受けて下さい。
地震が起きてガスが止まったとき
ガスメーターの復旧方法や、エコジョーズの点検方法についても動画で解説しています。
都市ガス用ガスメーターの復旧方法については1:39くらいから。
PDF版はこちら。
その他、灯油ボイラーの点検や復旧方法についてはこちらで解説しています。
いかがでしたか?
ガスメーターのランプが赤点滅していたら驚いてしまいますが、このようにご自身でリセット作業を行う事で復旧できるケースもあります。
ご自身で行うことが不安な方はガス設備業者に相談しましょう。
▶ ご自宅のガスがプロパンガスの場合はこちら
ガスメーターが点滅したら?パターン別にエラー表示の復帰方法を解説!(プロパンガス編)