エアコンを節電しながら使うコツは?除湿機能を使うタイミングも
2024.06.03 UPDATE
こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。
電気代の高騰により、光熱費の負担や節約に悩みますよね。
今回はエアコンの節電方法やお手入れ、「除湿機能」を使うタイミングなど、エアコンにまつわる役立つ話をたくさんご紹介します!
夏と冬を快適に過ごすための「エアコン」!正しい使い方ができていますか?
よく使うからこそ気になる電気代、実は使い方次第で節電も可能なんです。
目次
節電につながるエアコンの使い方とは?
エアコンの電気代を節約できるコツや使い方について調べてみました。
基本的な節約のコツと、エアコンを使うことの多い夏と冬・季節の変わり目である春と秋の節約ポイントもお伝えしていきます。
一年を通じて共通するエアコンの使い方
エアコンで最も電力を消費するのは、温度を上げたり、下げたりするときです。
設定した温度に到達すれば、その後は送風状態になるため少ない電力で済みます。
エアコンはつけっぱなしがいいって本当?
30分程度の外出であれば、エアコンはつけっぱなしの方が電力を消費しないと言われています。
「24時間つけっぱなしにしても電気代がかからない」という噂もありますが、これは間違いです。
密閉状態の部屋ならともかく、人が普通に生活する部屋のエアコンを24時間つけっぱなしにしておけば、やはり電気代はかかります。
こちらの噂に関しては「思っていたよりも」電気代がかからない、といった認識で理解したほうが良いでしょう。
できるだけ電源のオンオフは頻繁にせず、タイマー機能などを活用して、無駄な運転時間はカットするのがおすすめです。
エアコンの自動運転を上手に活用しよう
風量設定は効率よく温度を調整できる「自動運転」に設定!
弱風や微風では、設定温度に到達するまでに無駄が生じてしまいます。
必要以上に暖冷房しすぎないこと
設定温度は、1℃変わるごとに約10%の節電になると言われています。
夏は28℃、冬は20℃を目安に、適温を心がけましょう。
季節に合わせたエアコンの使い方のコツ
暑い「夏」のエアコンの使い方
冷たい空気は下へと流れるため、風向きは水平にして、部屋全体に冷気が行きわたるようにします。
扇風機やサーキュレーターを使うことにより、効果的に部屋全体を冷やすことができます。
涼しさを感じにくいときは、温度を下げるのではなく風量を上げると、体感温度が下がって涼しく感じます。
扇風機の風を併用するのもいいでしょう。
寒い「冬」のエアコンの使い方
暖かい空気は上へ流れるため、風向きは下向きにします。
冬もサーキュレーターを使って部屋全体の空気をかき回すと、足元から天井までムラなく温まるでしょう。
また、部屋の湿度が低いと寒さを感じやすくなります。
適切な湿度は50~60%と言われているので、これに満たない場合は加湿器を併用するのがおすすめです。
季節のかわり目「春」「秋」のエアコンの使い方
暑い日もあれば寒い日もあって、なかなか適温に悩む時期。
「エアコンを使いたいけど、温度を何度にしたらいいのだろうか?」と悩みませんか?
基本的には、外気温と部屋の温度差は5℃以内が望ましいとされ、室温は28℃に設定するのが良いとされています。
寒いと感じたら冷房機能ではなく除湿機能に切り替えたり、風向きを変更して体に直接当たらないようにしたりして調整すると良いでしょう。
反対に暑いときは風量を上げたり、扇風機を併用したりして、風を多く発生させるようにすると過ごしやすくなります。
エアコンの効果を発揮するにはこんな対策も!
エアコンの操作以外に、エアコンの効果を発揮するための対策についてもお話します。
エアコン周りや部屋の環境を整える
ただエアコンをつけているだけでは、十分に機能が発揮できません。
部屋全体の温度を均一にするためには、空気を循環してくれるサーキュレーターの活用がおすすめとお伝えしましたが、無い場合は扇風機でも代用できますよ。
どちらももできるだけ上を向くよう調整し、首振り機能をオンにしましょう。
以下は、部屋の温度を適温に保つために気をつけたいポイントです。
①外から戻ったときに家の中の方が暑くなっていたら、窓を開けて換気
特に夏場は家の中が高温になりがちなので、まずは換気をして部屋の中の熱を外に逃がしましょう。
②夏は窓から直射日光が入らないようカーテンやブラインドなどで遮る
窓から入ってくる日光は部屋の温度を上げてしまうので、カーテンのほか、植物を窓にはわせて育てる緑のカーテンや、日よけスクリーンを設置するのもいいでしょう。
③寒い時期はドアの開け閉めを最小限にする
暖かさを保つためにドアの開け閉めは最小限にし、空気を逃さないようにします。
リビング階段がある場合は、カーテンで仕切ると良いですね。
突っ張り棒や突っ張りカーテンレールを使って簡易的にカーテンを設置できます。
エアコンのフィルターは定期的にお手入れを
エアコンのフィルターが汚れているとエアコンの運転に負担がかかり、電気代の無駄が5~10%も発生!
エアコンの能力は15~20%低下すると言われています。
エアコンのフィルターや周辺についたホコリを掃除機で吸い取り、その後フィルターをゆっくり丁寧に外します。
取り外したフィルターも表面と裏面のホコリを掃除機で吸い取り、水洗いをしてよく乾かしましょう。
濡れたままフィルターを取り付けると、カビの原因になりますので注意してくださいね。
フィルター清掃は、最低でも2週間に1度定期的に行うのが効果的です。
古いエアコンは買い替えも視野に入れる
最新のエアコンは省エネ機能が非常に優れています。
もし数十年前のエアコンを使い続けているのであれば、最新型に買い替えることでかなりの電気代節約につながります。
メーカーが定めるエアコンの標準使用期間である10年を目安に、買い替えを検討されてもいいかもしれませんね。
新しいエアコンを選ぶときは。導入費用だけでなく、機器の消費電力などもチェックしましょう。
後悔しないエアコンの選び方!事前にチェックするべきポイントも
意外と知らないエアコンの除湿機能の使い方
実は温度調整にも関係するエアコンの「除湿機能」。
どんな時に使えばいいのか、迷っている方は多いのではないでしょうか。
エアコンの除湿機能と役割
除湿機能とは、簡単に言うと冷房機能よりも風量を抑えて、室温の低下を防ぐ機能のこと。
冷房機能だけでも除湿が行われるため湿度は下がりますが、風量を多くして、より室温を下げる仕組みになっています。
一方、除湿機能の場合は多少は温度も下がるものの、冷房よりは下がらないようになっています。
そのため、除湿機能を使うべきタイミングとしては、室温30℃を目安にする方法がひとつ。
30℃以上なら冷房、30℃以下なら除湿と使い分けることで、快適に過ごせます。
他には、湿度○%以上になったとき、洗濯物を部屋干しするとき、床が湿気でベトついたときなどで、除湿機能を使うタイミングを決めておくのも良いでしょう。
除湿機能は就寝時にもおすすめ!
夜寝ている間に、つけっぱなしにしておきたいときにも除湿機能は活躍します。
冷やし過ぎを防いで適度な湿度をキープしてくれるので、寝苦しい夜にピッタリです。
途中でエアコンを切りたいときは、3時間後にタイマーセットがおすすめ。
深い眠りにつくサイクルは90分周期で訪れるので、気持ちよく眠りにつけます。
エアコンの適切な使い方をマスターして年中快適に過ごそう
快適に過ごすために欠かせないエアコンは、電気代も悩みの種ですよね。
使い方次第で節電につながるので、正しい使い方を覚えておきましょう。
一年中共通する使い方のポイントは、電源のオンオフは頻繁にせずタイマー機能を活用すること、風量は自動運転で行うこと。
特に夏と冬は風向きに気をつけ、サーキュレーターや扇風機を併用して快適に過ごしましょう。
エアコンの効果を最大限に発揮するためには、適温を保つための工夫をし、周りの環境を整えることも大切です。
古いエアコンなら、買い替えも視野に!
数十年前のエアコンであれば、最新モデルに買い替えただけで大幅に電気代が下がることもありますよ。
使い方を迷いがちな除湿機能は、湿気が気になるけど部屋を冷やし過ぎたくないときに使うと便利です。
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