暖房を使用しない夏はセントラルヒーティングをオフに!24時間暖房の使い方
2024.06.05 UPDATE
北海道などの寒冷地では、多くの戸建て住宅で採用されている24時間暖房システム。
長い冬の期間、おうちを頑張って温めてくれたセントラルヒーティングですが、あたたかな季節を迎え暖房をオフにする時期になりました。
しかしながら、寒い時期はつけっぱなしなので、セントラルヒーティングを切るってどうするんだっけ?と忘れてしまうことも。
実は、24時間暖房の正しい切り方についてはこの時期によくお問い合わせもいただく内容になります。
今回は忘れがちな暖房オフの方法についておさらいしていきます。
目次
暖房を長期間使わない夏はセントラルヒーティングをオフに
一日中寒い冬の時期は、24時間つけっぱなしのセントラルヒーティング。
夏が近づき、全く暖房を使わない日が長期間になりそうなとときは、この記事を参考にしてください。
ボイラーリモコンの運転スイッチを「切」にする
床下暖房リモコンがあればこちらの運転スイッチも切りましょう。
機種やリモコンの種類によって、表示内容が異なりますので、ご不明な場合は取り扱い説明書などをご確認ください。
パネルヒーターのメモリ(サーモバルブ)を全開にする
写真のような、数字のついた温度調整バルブ(サーモスタット・サーモバルブ)はすべてのパネルヒーターについています。
全開=「一番大きな数字に固定しておく」ということです。
サーモバルブは室内温度を感知し、内部の弁が閉じたり開いたりすることで、ボイラーから流れてくる温水(不凍液)の量を調整しています。
暖房シーズン中は、サーモバルブの働きによって室内温度が必要以上に上がらないように制御する役割があります。
長期、暖房を使わない夏の間は、内部の弁の固着を防ぐためにメモリを一番大きい数字に設定しましょう。
意外と忘れがちですが、締まったままだと固着を起こすなど故障の原因になります。
春先、秋口など夜だけ寒いときなどは、必要なタイミングのみ使用することもあるかと思います。
その際に、このサーモバルブの開閉作業を毎回行う必要はありません。夏の間など長期暖房を使用しないときにこちらの作業を行ってください。
電気ボイラーの方は暖房ブレーカーをオフ!
電気ボイラーを使用している方は、不要な通電を避けるために分電盤の暖房ブレーカーをオフにしましょう!
ブレーカーを切り忘れてしまうと、シーズンオフ中に電気料金が発生してしまいます。
「もう暖房は必要ない時期になったかな」と感じたら、ぜひ上記の行程を忘れずに行って夏を迎えましょう!
使わない期間にパネルヒーターの掃除もおすすめ
パネルヒーターを上からのぞいてみたことはありますか?
意外とほこりがたまりやすく、見て驚かれるかたも多いはず。
放熱を効率的に行うための構造になっているので隙間が大変せまく、どのように掃除をしたらいいのか困っている方も多いので、清掃方法もご紹介します。
パネルヒーター表面の汚れの清掃
表面に付着しているほこりや汚れは、柔らかい乾いた布もしくは固く絞った布でふき取ってください。
汚れが取れないときは中性洗剤などを使用しましょう。
パネルヒーターに水分が付着したままにすると、さびの原因になることもあるので、最後は必ず乾いた布でふき取りましょう。
パネルヒーターの隙間、壁の間のホコリの掃除
当社では、ほこりの飛散を最小限に抑えるために、パネルヒーター用の掃除ブラシを使用した掃除方法を推奨しています。
札幌ニップロのオリジナル商品で、パネルヒーターを傷つけることなく、狭いすきまのほこりを取り除くことができるので、大変ご好評いただいております。
下記の記事で詳しく紹介しておりますので、ぜひご参考にしてくださいね^^
暖房器具の修理・メンテナンスに関するご相談は札幌ニップロでも承っております。
パネルヒーターに関するご相談も受け付けています。
札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方はぜひ一度ご相談ください!
※その他のエリアにお住いのお客様もご相談ください!