北海道でのエコフィールの灯油代はどれくらい?向いている家庭は?

2023.08.17 UPDATE

水道

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

お風呂のお湯を沸かしたり暖房機器を使ったりするのに必要なボイラーですが、燃料代がかさんでしまうことにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

 

そのような方におすすめなのが、灯油を燃料とする給湯器「エコフィール」です。

エコフィールは省エネ効果が高く、ランニングコストを抑えやすいといわれています。

 

今回は、北海道でのエコフィールの灯油代について詳しく解説します!

エコフィールが向いているご家庭の特徴についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

エコフィールとは

エコフィールとは、エネルギー効率が高い新しい灯油(石油)ボイラーのことです。

 

従来の灯油ボイラーと違う点は、灯油を燃やしたときの排熱を再利用できることです。

 

排熱を再利用することで、従来の灯油ボイラーの排気温度が約200度なのに対し、エコフィールの排気温度は約60~70度まで低下。

熱エネルギー交換率は95~92%と、効率的にお湯を沸かすことができます。

 

従来の灯油ボイラーよりも少ない灯油でお湯を沸かせるため、灯油代の削減につながります。

特に灯油を多く使用する温水式床暖房やパネルヒーターを使用しているご家庭では、エネルギーの無駄が大きく減りますので、ランニングコストの削減効果が高いです。

 

灯油の使用量を減らすことは、CO2の排出量の削減にもつながるというメリットもあります。

 

エコフィールには、「給湯のみ」「暖房のみ」「給湯+暖房」の3タイプがあり、使い方に合わせてお選びいただけます。

 

ほかにも、省エネ効果の高い給湯設備としては、ガスを熱源とした「エコジョーズ」や、電気を熱源とした「エコキュート」もあります。

 

光熱費を削減したいと考えている方は、「電気代が高い!ボイラー交換やリフォームを検討しているなら、光熱費を試算して選択しよう」もぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

北海道でのエコフィールの灯油代はどのくらい?

では、従来の灯油ボイラーからエコフィールに切り替えた場合、北海道ではどれくらいの灯油代の節約になるのでしょうか。

 

具体的に4人家族の例を参考に灯油代を計算してみましょう。

 

従来の灯油ボイラーを使用した場合、4人家族の給湯にかかる年間平均灯油使用量(給湯)は、約816Lだといわれています。

エコフィールに変更すると、年間の平均灯油使用量(給湯)は約713L。

年間で約103Lもの灯油削減になります。

 

暖房では、従来の灯油ボイラーを使用した場合の年間灯油使用量が約2,173L(延床面積165m2)。

エコフィールに変更すると、年間の平均灯油使用量(暖房)は約1,927Lとなり、給湯に加えて約250Lもの灯油を削減できます。

 

灯油単価 113.97円/L(2023年7月10日 調べ)で計算すると、年間約4万円の灯油代節約につながります。

 

参考までに、従来の灯油ボイラーを使用する場合の年間の光熱費は、以下の通りです。

 

【パターン①】灯油セントラル:42.5万円(灯油のみ:21.0万円/1,853Lの場合)

【パターン②】灯油セントラル:46.0万円(灯油のみ:21.6万円/1,897Lの場合)

※灯油ボイラーのほか、IHヒーター、保守費用含む

 

※パターン① 試算条件

  • 年間電力負荷4,300kWh、暖房負荷12,660kWh、給湯負荷4,090kWh、厨房負荷520kWh
  • 世帯人数:4人、延床面積:119m2、断熱性能(Q値):1.6、室内設定温度:23℃、暖房時間:24時間連続、電力負荷:普通、風呂回数(含シャワー):6回/週
  • 灯油料金:札幌消費者センター2023年4月25日 調べ(単価:113.58円/L)
  • 電気料金:2023年6月分の適用単価(燃料費調整単価:北ガス-8.64円・北電-3.34円、再生可能エネルギー発電促進賦課金1.4円)

 

※パターン②試算条件

  • 年間電力負荷4,300kWh、暖房負荷13,180kWh、給湯負荷4,090kWh、厨房負荷520kWh
  • 世帯人数:4人、延床面積:122m2、断熱性能(Q値):1.6、室内設定温度:23℃、暖房時間:24時間連続、電力負荷:普通、風呂回数 (含シャワー):6回/週
  • 灯油料金:札幌消費者センター2023年7月10日 調べ(単価:113.97円/L)
  • 電気料金:2023年7月分の適用単価(燃料費調整単価:北ガス-3.34円・北電-9.41円、再生可能エネル ギー発電促進賦課金1.4円)

 

エコフィールは「エコスイッチ機能」を利用するとさらにお得に

エコフィールには「エコスイッチ機能」が搭載されていて、これを利用することで月々、そして年額のランニングコストをさらに節約することができます。

 

エコスイッチ機能とは、スイッチをONにしているだけで自動的に灯油を節約してくれる機能のことです。

 

具体的には、以下のような省エネ効果があります。

  • 最適ふろ自動エコ運転:エコ機能がもっとも高い熱効率でお湯はり、保温する
  • お湯はり少しひかえめ:通常よりも1cmほど低い水位でお湯はりを行う
  • 給湯温度少しひかえめ:シャワー時などの給湯温度を通常よりも1℃下げる
  • 保温温度少しひかえめ:ふろ温度を通常よりも1℃低い温度で保温する
  • 給湯量少しひかえめ:湯量を控える(8L、10L、12L、OFFで設定可能)

 

エコスイッチをONにしておくと、年間で約15,400円もの節約効果があります。

「エコフィールに切り替えた上で、さらに光熱費を節約したい」という方は、ぜひ活用してみてくださいね。

 

エコフィールの導入費用は?

エコフィールは複数メーカーから発売されており、メーカーやグレード※によっても本体価格に差があります。

※給湯能力、壁掛けタイプか床置きかなどの違い、自動湯はり、保温、湯量調整機能などの機能の違い

 

例えば、ノーリツ製エコフィールと従来式の給湯器・ボイラーのメーカー希望小売価格は、以下の通りです。

 

【給湯器(壁かけ・直圧式・4万キロ)の場合】

★フルオートタイプ(お湯はり、保温、自動足し湯)

  • エコフィール:OTQ-CG4706AWFFBL(税込 503,030円)
  • 従来式:OTQ-G4706AWFF(税込 485,210円)

 

★給湯専用タイプ(追い炊きなし)

  • エコフィール:OQB-CG4706WFF(税込 319,330円)
  • 従来式:OQB-G4706WFF(税込 300,520円)

 

【暖房ボイラーの場合】

  • エコフィール:OH-CG1204FF(税込 381,370円)
  • 従来式:OH-G1205FF BL(税込 343,420円)

 

※2023年7月現在のメーカー希望小売価格

 

従来の給湯器と比べると本体価格は数万円ほど高くなりますが、年間の光熱費が節約できることを考慮するとお得といえるでしょう。

 

また、エコフィールを設置するには本体価格に加えて設置工事費がかかります。

工事費についてはメーカーや業者、またご自宅の状況によっても異なるため、見積もりを依頼しましょう。

札幌ニップロでも、給湯や暖房ボイラーの交換を承っております。

 

 

エコフィールが向いている家庭

エコフィールが向いている家庭の特徴は、以下のとおりです。

  • パネルヒーターを使用している
  • 床暖房を使用している
  • 家族の人数が多い など

 

エコフィールは熱効率が良く灯油代を削減してくれるため、暖める部屋が多い・広い、大家族でお湯をたくさん使うというご家庭におすすめです。

 

特に、北海道のような寒冷地では暖房への灯油使用量が多くなります。

暖房に灯油をたくさん使っているというご家庭では、エコフィールへの切り替えで灯油代の負担を大きく減らすことができるでしょう。

 

ボイラーや給湯器の交換は札幌ニップロにおまかせ!

ボイラーや給湯器の交換は、札幌ニップロでも承っております。

 

「エコフィールに切り替えたいけどどこに問い合わせたら良いのか分からない」「電気代が高騰して困っているので今すぐにでも節約できる給湯器に切り替えたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。

札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)の出張交換に対応しています。

※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!

 

また、札幌ニップロでは、ボイラーや給湯器の交換事例も数多くご紹介しています。

従来のボイラーからエコフィールに交換した事例も紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

北海道での灯油代節約にはエコフィールへの切り替えがおすすめ

暖房や給湯など、年間を通して生活に必要なボイラー。

特に北海道では暖房器具を使う期間も長く、燃料代は家計への負担が大きい部分です。

 

北海道に住んでいる方で「少しでも光熱費を節約したい」と考えている方におすすめなのが「エコフィール」への切り替えです。

 

エコフィールは灯油を燃料とした省エネタイプの給湯器・暖房ボイラーの1つで、本来は排出される熱を再利用することで従来のボイラーよりも効率的にお湯を沸かすことができます。

ランニングコストを節約できるだけでなく、環境に優しいというメリットもあります。

 

特に、パネルヒーターや床暖房を使用しているご家庭、家族の人数が多いご家庭は大幅に光熱費を削減できる可能性があるため、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

給湯器やボイラーの交換・修理に関するご相談は、札幌ニップロでも承っております。

定期的な点検、メンテナンスも受け付けておりますので、札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方はぜひ一度ご相談ください!

※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!

森浦 洋志(モリウラ ヒロシ)

セントラルヒーティング、ロードヒーティングボイラーのメンテナンス業務に携わり14年目になりました。
日々お客様のご自宅に訪問し業務を行っていますので、作業内容について不明瞭な点がないようお客様にとって分かりやすく親しみやすい接客を心がけ、明るく笑顔で対応します!

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