蓄熱暖房からエアコンへの切り替え:寒冷地向けおすすめ機種と選び方

2025.05.13 UPDATE

蓄熱暖房からエアコンへ切替が増えている理由

蓄熱暖房は、北海道など寒冷地での厳しい冬の寒さでも、非常に効果的な暖房方法として広く利用されています。

しかし、昨今の電気代高騰や省エネ意識の高まりから、エアコンへの切り替えを検討する方が増えています。

本記事では、北海道の厳しい冬を乗り切るために最適なエアコンの選び方を解説し、壁掛けエアコンと床置きエアコンそれぞれのおすすめ機種をご紹介します。

蓄熱暖房からエアコンに切り替える理由

北海道でオール電化が主流だった頃に建築された住宅では、蓄熱暖房は多く採用されていました。

夜間に蓄電した熱を昼間に放出することで効率的に暖房ができるのですが、近年の電気代高騰により、蓄暖をやめたいと迷う方も多いようです。

また、温度調節の自由度が低いことや設置スペースを取ることがデメリットと感じる方も増えてきています。

そのため、暖房方法を蓄熱暖房からエアコンに切り替えたいとご相談をいただくことも増えてきました。

エアコンは温度調節がしやすく、機能によって多様な機種が選べます。省エネ性能に優れている機種も多く、寒冷地仕様のエアコンを選べば北海道の厳しい冬でもメインの暖房として活躍します。

また、「蓄熱暖房で使用していた専用回路」を「エアコンの専用回路」として使用できるので、電気工事費のお見積りも安くなります。

エアコン暖房の実力は?寒冷地でも使えるの?

寒冷地仕様のエアコンが登場し、北海道でも快適に使用可能に

近年、寒冷地対応のエアコンが多く登場しており、外気温が−20℃を下回る厳寒地でもしっかり運転できる製品が増えています。

これにより、寒さが厳しい北海道の冬でも安心して使用できるようになりました。

寒冷地仕様のエアコンは、外部温度センサーや強力な暖房機能を備え、室外機が凍結しにくい設計となっており、北海道の冬でも優れた暖房性能を発揮します。

壁掛けエアコンと床置きエアコンの違いと選び方

エアコンには、一般的な壁掛けエアコンと、床置きのフロアタイプエアコン(床置きエアコン)があります。どちらを選ぶかは、設置場所や求める暖房効果に応じて決めることが大切です。

壁掛けエアコン

壁掛けエアコンは、設置場所を選ばず、比較的コンパクトでシンプルなデザインが特徴です。

種類も豊富で、価格帯もさまざまな選択肢があります。また、エアコンの設置スペースに困らないため、部屋の配置に柔軟に対応できます。

床置きエアコン

床置きエアコンは、一般的に暖房効率が高いとされています。

特に、足元から温風を送り込むため、冬の寒さが特に気になる場所でも暖かさが感じやすいです。また、既存の蓄熱暖房のスペースに合わせて設置しやすいのも魅力です。

北海道向けおすすめエアコン機種

それでは、北海道での使用に最適なおすすめエアコンをご紹介します。壁掛けエアコン、床置きエアコンそれぞれに分けて解説します。

壁掛けエアコンのおすすめ:ダイキン「スゴ暖 DXシリーズ」

特徴

  • 高暖房性能
    ダイキンの「スゴ暖 DXシリーズ」は、外気温−25℃でも運転可能な高性能モデルです。凍結・霜付きを抑える設計で、寒冷地でも安定した暖房性能を発揮します。

  • 快適な気流設計
    垂直気流によって、床まで暖気をしっかり送ることができ、足元まで暖かい空間が広がります。

  • AI快適自動運転
    AIが室内の状態を学習し、最適な運転を自動で行うため、常に快適な温度を維持できます。

  • スマホ対応
    無線LAN機能により、スマートフォンでエアコンの操作が可能です。

🔗 ダイキン スゴ暖 DXシリーズ 公式ページ


床置きエアコンのおすすめ:パナソニック「寒冷地エアコン 床置きタイプ Eolia(エオリア)UYシリーズ」

特徴

  • コンパクト設計
    高性能でありながらスタイリッシュ。スリムな奥行きで、部屋に自然と溶け込みます。

  • ハイブリッドエネチャージシステム
    冷媒加熱ヒーターを内蔵し、霜取り性能をさらに強化。蓄えた熱とヒーターによる加熱で効率的に霜を除去し、厳冬期でも霜取り中の暖房パワーが途切れず、安定した暖かさを保ちます。

  • 足元暖房
    天井に上がりやすい暖かい空気を大きなフラップで強力に押さえ込むことで、暖かい温風が足元から流れます。

  • ナノイーX内部クリーン
    運転終了後、自動でナノイーXを充満させ、内部を40℃以上に加熱乾燥。カビ菌の発生を抑え、清潔な状態をキープします

🔗 パナソニック エオリア UYシリーズ 公式ページ


蓄熱暖房からエアコンへの切り替えを成功させるためのポイント

エアコンへの切り替えを成功させるためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

寒冷地仕様を選ぶ

北海道で冬のメイン暖房として選ぶ場合は、必ず寒冷地仕様のエアコンを。厳しい冬の寒さでもしっかり暖房運転できます。

3階の部屋に設置する場合は床置きエアコンがおすすめ

床置きエアコンは、一般的な壁掛けタイプのような壁掛け施工が不要なため、足場工事や高所作業が避けられる場合が多く、設置費用に大きく差が出ます。

▶ 3階の部屋にエアコンを設置したい!北海道でも安心な床置きエアコンの選び方

暖房能力を確認

部屋の広さに合わせた暖房能力を持つエアコンを選ぶことが大切です。広いリビングには大容量のもの、寝室には少し小型のものを選ぶと効率的です。

エネルギー効率を考慮

省エネ性能が高いエアコンを選ぶことで、長期的に見ると電気代を節約できます。

まとめ

北海道の厳しい冬でも快適に暖房できるエアコンは、寒冷地仕様で高性能なモデルを選ぶことが重要です。

壁掛けエアコンであればダイキン「スゴ暖 DXシリーズ」、床置きエアコンではパナソニック「寒冷地エアコン Eolia(エオリア)」についてこの記事では紹介しました。

それぞれの特徴や選び方をしっかり理解して、最適なエアコンを選びましょう。

エアコンへの切り替えは最初は不安かもしれませんが、今では省エネ性能も高く、寒冷地でも対応する製品の中からご要望にあった機種を選定できます。

暖房の切り替えに迷ったら、ぜひ当社にご相談ください!

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古屋 潤(フルヤ ジュン)

約8年間、暖房や換気設備のお困りごとに対するアドバイス、メンテナンスを担当してきました。換気ダクト清掃の技術を学び、技術向上の為道具の開発や清掃方法も研究しています。「お客様を家族と思って応対してごらん」という教えを意識して、お客様にとってのベストな提案をいたします。

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