2020.03.10 UPDATE

24時間換気を止めると結露になる!? 止めてはいけない理由とは


こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

みなさんのお宅についている24時間換気システム(以下24時間換気と表記)は、常に稼働させていますか?

換気を回すと冷たい空気が流れ込んできて、せっかく暖めた空気がお部屋の外に。

特に寒い季節になるとついつい換気を止めてしまいたくなりますが、止めてはいけないと言われているのには理由があります。

 

「24時間換気を止めると結露が出る」と聞いたことはありますか?

 

今回は換気について以下の3点についてお伝えしていきます!

①24時間換気を止めてはいけないのか
②なぜ止めると結露になるのか
③寒さ対策はどうすればすればいいのか

 

換気についてしっかり学んで、大切な家と健康を守りましょう。

 

 

24時間換気システムは、種類によって個性や特徴がある

24時間換気を止めてはいけない理由を探る前に、まず24時間換気の仕組みや種類について知っていきましょう。

 

平成15年7月1日に施行された法律「シックハウス対策法」。

その法律によって義務付けられた、24時間換気を常に行っている換気設備を「24時間換気システム」と呼びます。

 

建築基準法により、全ての居室で24時間換気を可能とすることが義務づけられています。

1時間あたりに建物全体の半分以上の空気を、外の新鮮な空気と入れなければなりません。

 

24時間換気には、主に次の3つの変換方式があります。

 

第1種換気

排気も給気も機械で強制的に行います。

第1種換気は、給気と排気を機械的に行うため、空気量の調整がしやすいのが特徴です。

 

更に寒冷地の住宅におすすめなのが、換気本体に熱交換器を取り入れた熱交換型換気扇です。

こちらは給気の際に冷たい外気をそのまま室内に取り入れるのではなく、外気を室温に近づけてから取りこむので、冬でも室温をキープしながら換気することができます。

 

第2種換気

給気は機械で、排気は自然排気で行います。

ゴミや虫などの侵入を防ぐために、給気口にフィルターを組み込むことができます。

 

北海道の住宅では冬の冷たい空気を室内に入れない工夫として、セントラルヒーティング暖房を組み合わせた換気システムをおすすめしています。

冷たい空気を暖房の温水で温めてから室内に送り込むので、冬でも暖かい室温をキープすることができます。

光熱費の削減にも繋がりますよ。

 

第3種換気

給気は自然給気で、排気は機械(又は換気扇)で強制排気を行う、もっともポピュラーな方式です。

比較的低コストで計画換気ができ、高気密なマンションや戸建住宅でもよく見かけるタイプです。

 

換気が義務化された現在、寒さや結露などの厳しい環境の北海道でもっとも採用されている換気方式が「ダクト式第3種換気システム」です。

この換気方式は長期的に安定した換気量を得るのに適しています。

家のすみずみまで換気ができるので、空気の汚れが停滞する事を防ぎ、計画的に換気をする事が出来ます。

 

種類によって特徴や、導入コストも異なります。

第1種・第2種・第3種それぞれの特徴があるため、よく検討してみましょう。

 

 

24時間換気を止めるとダメな理由!なぜ結露するの?

結露で曇る窓

24時間換気は、なぜ止めてはいけないのか?それはやはり「結露する」原因になるからです。

特に最近、寒冷地の住宅では、断熱効果を高めるため気密性の高い住宅が増えました。

そのため、24時間換気システムを設置し、機械で強制的に換気をしなければ十分な換気ができず、室内で結露を起こしてしまう可能性があります。

 

寒いからと言って止めてしまったり、給気口や排気口・換気扇本体のお手入れを定期的に行わないと、機械が動いていても必要換気量が取れていなかったり、気が付かないうちに機械本体が止まっているかもしれません。

窓などの結露しやすい場所がビショビショになってしまっている場合は、換気のトラブルが起きているのかもしれません。

 

なぜ結露するの?

空気は、温度が高ければ高いほど、より多くの水蒸気をその中に含むことができます。

 

室内には洗濯物・植物・洗った食器、お風呂の湯気など、たくさんの水蒸気があります。

この湿った空気が寒い外と接している窓際などに行くと、温度が冷やされます。

すると、空気中に含まれていた水蒸気が凝縮して目に見える水滴となって現れます。

 

これが結露が発生する原因です。

 

結露を防ぐ方法

結露を防ぐ方法は、空気の対流を起こすことと、湿った空気を室外に排気すること。

空気が対流、つまり動いていれば、結露は起こりにくいことが分かっています。

夏のように窓を開ける機会が多いときには大丈夫なのですが、密閉された空間の中では湿気がこもってしまいます。

 

つまり、24時間換気は「給気と排気」を両方行なってくれるので、室内にこもった水蒸気を外に出して結露の発生を阻止してくれるのです。

放っておくとカビも発生し、家を傷めたり、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります!

そのためにも、24時間換気は止めずに動かし続ける必要があるのです。

 

 

結露を防ぐ24時間換気。寒い理由と寒さ対策

換気の電源スイッチ

換気の際、外の冷たい空気が入ってくると寒いと感じる場合があります。

 

しかし、寒いからと24時間換気を止めてしまうことで結露が発生し、大切な家にダメージを与えてしまうかもしれません。

寒さ対策をしながら、必要換気量を維持していきましょう。

 

①給気・排気の量を調整する

24時間換気には風量の強弱を切り替えられるスイッチがついているものがあります。

強に設定されていると外気も多く取り込むこととなるため、体感に合わせて調整しましょう。

 

機種によって設定方法などが異なるため、各システムの公式サイトや設備会社への確認をして調節してみてくださいね!

 

②コイル暖房を組み込む

第2種換気の場合、給気口に暖房を組み込むことが可能です。

給気側に設置された暖房によって暖められた新鮮な空気を室内に取り込めるため寒さを感じにくくなります。

 

③給気口に工夫をする

第3種換気の場合は、給気口の工夫をすることで寒さ対策が可能です。

何も防ぐものがなく、直接空気が入る形をしていると寒く感じがちです。

給気口を紙や薄い布などで半分、もしくは3分の1程度覆ってみるのも少しは効果があります。

 

近くに暖房を置けた場合は入ってきた冷気をすぐ暖められるため、寒さを防ぐことにも一役買うでしょう。

 

また、少し費用はかかりますが、給気口の位置を変えることも寒さ対策としてあげられます。

この場合は、建築会社としっかり相談の上で判断するのがベターです。

 

 

24時間換気は結露対策に必須!寒さ対策で改善は可能

やはり結露を防ぐには、24時間換気は止めることができません。

結露による家へのダメージも心配です。

さらに結露から発生したかびが原因で、体調を崩してしまっては意味がありませんよね。

 

ポイントを振り返ると、以下のようになります。

・平成15年より、24時間換気が法律により義務付けられている
・換気の種類は主に第1種換気、第2種換気、第3種換気の3種類
・換気を止め、空気の対流が起こらなくなると結露が発生しやすい
・換気は止めずに寒さ対策をすることが重要
・定期的にお手入れを行って必要換気量をキープ

 

寒さ対策ですが、給気・排気の量を調整する、第2種換気であればセントラルヒーティングと組み合わせた暖房システムを導入する、第3種換気なら給気口の工夫をして冷気を防ぐ、という方法を検討してみましょう。

 

24時間換気は結露を防ぐためも必須機能。

寒さ対策で不安があれば、プロに相談するのもひとつの手です。

 

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