ハイブリッド給湯器とは?メリット・デメリットを解説!

2023.11.06 UPDATE

シャワー

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

「ハイブリット給湯器」を知っていますか?

聞いたことはあるけれど、どんな給湯器なのかはよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

 

ハイブリット給湯器は、電気とガスの両方をエネルギー源としてお湯を沸かす給湯器です。

電気とガスの両方のメリットを備えているため、省エネ性能が高く、光熱費の削減も期待できます。

 

今回は、ハイブリット給湯器の仕組みやメリットやデメリットについて解説します。

寒さが厳しい北海道におすすめのハイブリット給湯器もご紹介しますので、給湯器の交換を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

ハイブリッド給湯器とは?

ハイブリット給湯器とは、電気とガスの両方をエネルギー源としてお湯を沸かす給湯器のこと。

電気の「効率良くお湯を沸かせるメリット」と、ガスの「瞬時にお湯を沸かせるメリット」を活かしたのがハイブリット給湯器です。

 

ハイブリット給湯器は、大気中の熱などを利用して、わずかな電力で多くの熱エネルギーを作り出すことができるヒートポンプ式給湯器(エコキュート)と、ガスの力で瞬時にお湯を作ることができるパワフルなエコジョーズの両方の特徴を兼ね備えています。

 

ハイブリット給湯器は、この2つの機能を、状況に応じて最適に使い分けてくれるため、エネルギーを無駄にせず、効率的にお湯を作ることができます。

 

また、給湯機能だけではなく、暖房機能も備えたタイプもあり、床暖房にも対応しています。

 

ハイブリット給湯器の仕組み

ハイブリット給湯器は、電気を使用するヒートポンプユニットで大気中の熱を冷媒に集め、空気熱交換器で圧縮してさらに高温にし、その冷媒の熱を水に伝えて熱交換してお湯を作ります。

お湯は貯湯タンクに貯められ、断熱材によってポットのように保温されます。

 

ヒートポンプ式給湯器(エコキュート)の熱源は空気の熱であり、電気は室外機や空気熱交換器などを動かす際にしか使われないため、従来の電気のみを利用してお湯を沸かす電気温水器と比べて、より少ないエネルギーでお湯を沸かすことができます。

 

また、夜間の安い電力を使用してお湯を作るので、給湯にかかる電気代を抑えることが可能なのです。

 

従来、使っている途中でタンク内のお湯がなくなってしまうと、新しく沸かし直すのに時間がかかってしまい、お湯を使えない時間ができてしまうのが、ヒートポンプ式給湯器のデメリットでした。

そんなデメリットを補ってくれるのが、ガス給湯器のエコジョーズです。

 

ハイブリット給湯器では、お湯切れの際はエコジョーズが瞬時に必要なお湯をガスの力で沸かします。

そのため、すぐにお湯を使うことができ、急にお湯の使用量が増えても対応が可能です。

 

エコキュートのように、ヒートポンプの技術が使われているものには、「ヒートポンプ暖房」もあります。

ヒートポンプ暖房の仕組みについては、こちらのコラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

ヒートポンプ暖房とは?仕組みや種類、「エコキュート」についても

 

 

ハイブリッド給湯器のメリットとは?

豚の貯金箱

ハイブリット給湯器のメリットをご紹介していきます。

 

メリット①エネルギー消費量の削減ができ光熱費が安くなる

ハイブリット給湯器は、状況に応じて電気とガスを使い分けるため、エネルギーを無駄にしません。

家庭用の給湯器の中でも高いレベルの省エネ性で、一次エネルギー(石炭や石油、天然ガスなど)の消費量の削減に貢献しています。

 

ハイブリット給湯器を導入すると、少ないエネルギーでお湯を作ることができるので、従来のガス給湯器よりも、半分近くも光熱費を削減することができます。

 

冬場の光熱費が高くなる寒冷地では、給湯と床暖房などの温水式の暖房を組み合わせることで、光熱費を大幅に節約することも可能です。

 

メリット②CO2の排出量が少なく環境に優しい

従来のガス給湯器は、ガスを燃焼させてお湯を沸かすため、多くのCO2が排出されていました。

しかし、ハイブリット給湯器では、基本の給湯は電気で行われます。

 

お湯切れの際などにはガスで沸き上げますが、高効率のエコジョーズを使用しているためCO2の排出量は大幅に削減できます。

ハイブリット給湯器を導入するだけで、地球温暖化などの環境保全への取り組みに貢献できますよ。

 

メリット③お湯切れの心配がない

エコキュートを使用している場合、帰省や急な来客でいつもよりお湯の使用量が多くなると、お湯切れする可能性があります。

お湯切れした場合、再びお湯を使えるようになるまで時間がかかる上に、電気料金の高い昼間にお湯を沸かすことになれば、電気代もかさんでしまいます。

 

しかし、ハイブリット給湯器は、すぐにお湯を沸かすことができるエコジョーズの強みを活かし、お湯が足りなくなった際には瞬時に必要なお湯をガスの力で沸かします。

そのため、すぐにお湯を使うことができ、お湯切れの心配がありません。

 

メリット④停電時・ガス停止時でも給湯できる

ハイブリット給湯器は、電気とガスの2つのエネルギーを使用しているため、災害時などでガス・電気どちらか停止しても、片方のエネルギーでお湯を沸かすことが可能です。

 

また、貯湯タンク内にお湯が残っていれば、非常用水としても使用できます。

飲用には使用できませんが、もしものときの備えになるのは安心です。

 

 

ハイブリッド給湯器のデメリットとは?

ハイブリット給湯器のデメリットもご紹介していきます。

 

デメリット①導入費用が高い

ハイブリット給湯器の導入費用は、ガス給湯器やエコキュートと比べると高くなります。

省エネ性能を備えており、光熱費を抑えられるハイブリット給湯器ですが、導入費用がかかる分、利用年数が短かったり利用頻度が低かったりすると導入費用を回収できない場合があります。

 

デメリット②設置場所の確保が必要となる

ハイブリット給湯器は、エコキュートと比較するとコンパクトではあるものの、ほとんど設置スペースがいらない従来のガス給湯器やエコジョーズと比べると、広い設置スペースが必要です。

タンクユニットとヒートポンプユニットを設置する必要があるため、自宅の敷地に余裕がない場合や、マンションやアパートへの導入は難しい場合があります。

 

デメリット③光熱費の節約にならない場合がある

ハイブリット給湯器は、少人数世帯のお湯の使用量が少ない家庭や、暖かい地域にお住まいの家庭では節約効果を感じられない可能性があります。

 

ハイブリット給湯器は、同居家族が多くお湯の使用量が多い家庭や、温水式床暖房をセットで使用している家庭ほど節約効果が大きくなります。

そのため、ランニングコスト(光熱費)の試算や交換費用の見積もりを比べて検討することをおすすめします。

 

 

北海道でハイブリッド給湯器を導入するなら?

ハイブリット給湯器に搭載されているヒートポンプ式給湯器は、寒さに弱い特徴があり、厳しい寒さの寒冷地では作動しなくなる可能性もあります。

そのため、北海道でハイブリット給湯器を導入する場合、雪や凍結の対策が取られている寒冷地仕様のハイブリット給湯器を選択する必要があります。

 

北海道の厳しい寒さに!ハイブリット給湯暖房システム「VIVIDO​」​

「VIVIDO」はエコジョーズ(LPガス)とヒートポンプ(電気)のハイブリット。

状況に応じて最適な運転を自動で判断してくれる、北海道の厳しい寒さにぴったりの給湯暖房システムです。

 

時間帯に合わせてお得なエネルギーを選んでくれるため、オール電化の暮らし(電気温水器・電気ボイラー)より年間約36%も光熱費の削減が期待できます。

電気料金が上昇していることもあり、オール電化からハイブリット給湯器に切り替えるご家庭も増えています。

 

また、オール電化からVIVIDOへの入れ替えは、パネルや配管の取り替えが不要なため、手間いらずで設置がスムーズです。

お住まいのエリアが都市ガスに対応しておらず、プロパンガスか灯油が熱源の選択肢になる場合は、ランニングコスト(光熱費)の試算と導入費用を考慮してもハイブリット給湯器が推奨されることが多いです。

 

札幌ニップロでは、光熱費のシミュレーションやお見積りを無料で行なっています!

ハイブリット給湯器に関する相談はもちろん、ガス・灯油への熱源変更も含め、全てのボイラーのお悩みに対応しています。

ご不明点や、ご質問などお気軽にお問合せください。

 

施工事例についてはこちらでも紹介しています。

オール電化からガスの併用へ。ハイブリット暖房VIVIDOへの交換事例

ハイブリット給湯器は電気とガスの両方のメリットを兼ね備えた給湯器!

電気とガスの両方をエネルギー源として効率良くお湯を作るハイブリット給湯器。

大気中の熱などを利用して、わずかな電力で多くの熱エネルギーを作り出すことができるヒートポンプ式給湯器(エコキュート)と、瞬時にお湯を作ることができるパワフルなエコジョーズの両方の特徴を兼ね備えています。

 

ハイブリット給湯器は、この2つの機能を、状況に応じて最適に使い分けてくれるため、エネルギーを無駄にせず、効率的にお湯を作ることができるのです。

 

ハイブリット給湯器のメリットは、エネルギー消費量の削減ができ、光熱費が安くなること。

環境にも優しくCO2削減の貢献もできます。

また、災害時にガスや電気のどちらかが停止しても給湯ができ、断水時は貯湯タンクの水も活用できることやお湯切れの心配がなく、安定してお湯を使用できることも嬉しいポイントです。

 

デメリットは、導入費用が高いこと、設置場所の確保が必要となること。

そして、お湯の使用量や地域によっては光熱費の節約にならない場合があるので、ランニングコスト(光熱費)の試算や交換費用の見積もりを比べて検討することをおすすめします。

 

北海道の厳しい寒さにはハイブリット給湯暖房システム「VIVIDO​」がおすすめです。

「VIVIDO」はエコジョーズ(LPガス)とヒートポンプ(電気)のハイブリット。

状況に応じて最適な運転を自動で判断してくれる、北海道の厳しい寒さにぴったりの給湯暖房システムです。

 

熱源の切り替えや給湯・暖房機器の交換・メンテナンスに関するご相談は札幌ニップロでも承っております。

札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!

※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!

 

森浦 洋志(モリウラ ヒロシ)

セントラルヒーティング、ロードヒーティングボイラーのメンテナンス業務に携わり14年目になりました。
日々お客様のご自宅に訪問し業務を行っていますので、作業内容について不明瞭な点がないようお客様にとって分かりやすく親しみやすい接客を心がけ、明るく笑顔で対応します!

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