パネルヒーターのエア抜きは自分で可能?手順や必要工具、注意点を確認

2024.02.05 UPDATE

暖房の調整

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

 

セントラルヒーティングをご使用の皆さん、パネルヒーターの「エア抜き」を知っていますか?

エア抜きは、「パネルヒーターの一部が温まらない」などの不具合の際に自分で行えるメンテナンスの一つですが、ご自身でのエア抜きには危険もあります。

 

今回は、パネルヒーターのエア抜きを自分で行う際の注意点と、設備の専門業者へ依頼した方が良いケースについても詳しく解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

※エア抜きは、専門業者への依頼を推奨しています。自己判断での作業により発生したトラブルについて、当社は責任を負いかねますのでご了承ください。

パネルヒーターのエア抜きが必要なケースとは

セントラルヒーティングは、ボイラーで温めた不凍液を各部屋に設置されたパネルヒーター(放熱器)に流し、家全体を温める仕組みです。

 

パネルヒーター内に空気が溜まると、「パネルヒーターが部分的に温まらない」「パネルヒーターから水の流れる音がする」などの症状が現れます。

このような症状が現れた場合には、パネルヒーターのエア抜きをすることで症状が改善する場合があります。

ただし、エア抜きの際に高温の不凍液が出るなどの危険も伴うので、暖房設備の専門業者に依頼することをおすすめします。

 

それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

症状①パネルヒーターが部分的に温まらない

パネル内に空気が溜まることで、パネルヒーターの隅々まで不凍液が行き渡らず、温まりにムラができていると考えられます。

パネル内に空気が溜まっている場合、パネルヒーターの上側が温まらなくなります。

特にパネルヒーターの上側は空気が溜まりやすいため、上側が冷たい場合はパネルヒーターのエア抜きをすることで症状が改善する場合があります。

 

パネルヒーターに異常や故障がなくても冷たくなるケースがありますが、その他の原因についてはこちらで詳しく紹介していますので参考にしてください。

パネルヒーターが温まらない・半分冷たいのはなぜ?原因や対処法を解説!

 

症状②パネルヒーターから水が流れる音がする

パネルヒーターからチョロチョロと水が流れるような音が発生した場合も、パネルヒーター内に空気が溜まっている可能性があります。

 

長期間そのままにしておくとパネルヒーターの温まりに不具合が起きたり、パネルヒーターの内部に錆が発生しやすくなってしまうため、なるべく早めに対処しましょう。

 

パネルヒーターから水の音がする原因についてはこちらで詳しくご紹介しています。

パネルヒーターから水の音がするけど大丈夫?音がする原因とは?

 

 

パネルヒーターのエア抜きを自分で行うときの方法と注意点!必要な工具は?

工具

パネルヒーターのエア抜きは自分でもできる作業ですが、基本的には設備の専門業者への依頼がおすすめです。

自分で行う際には細心の注意を払ってください。

 

パネルヒーターのエア抜きには、エア抜きのつまみを回す工具が必要です。

エアキーという専門の工具もありますが、機種によってはマイナスドライバーやラジオペンチなどの工具でも代用ができることがあります。

 

パネルヒーターのエア抜きを自分で行う方法と注意点は次のとおりです。

※注意点については、事前に必ずよく確認してから行ってください。また、危険を伴うことがありますので弊社では専門業者への依頼を推奨しています。自己判断での作業により発生したトラブルについて、当社は責任を負いかねますのでご了承ください。

 

  1. 暖房用ボイラーを停止し、十分に不凍液が冷えた状態になるまで待つ
    ※配管内の圧力が十分にある状態で行う
  2. 急に不凍液が吹き出ないようゆっくりエア抜き弁を緩める
  3. エア抜き弁から出てきた不凍液をしっかり拭きとる
  4. エア抜き後に配管内の圧力が十分にあることを確認する

 

暖房停止直後は不凍液の温度が高くなっているため、十分に冷えてから行います。

暖房停止直後にエア抜き弁を急激に開けると高温の不凍液が吹き出す可能性があります。

安全に行うために、暖房の停止から時間が経っていてもエア抜き弁は必ず徐々に緩めてください。

※一度では全ての空気が抜けずに症状が改善されないことがあります。

 

エア抜き弁を緩める際、パネル内に空気が溜まっていない場合も、エア抜き弁から高温の不凍液が吹き出す可能性があり、火傷の危険があります。

 

また、密閉式のパネルヒーターの場合は、エア抜きの作業を行うと同時に配管内の圧力も落ちてしまうことがあります。

圧力が落ちると、しっかりエアが抜けなかったり、温まりが改善しないことがあり、その際はエア抜き後に圧力の調整などが必要となることもあります。

 

パネルヒーター内に溜まっている空気量が多い場合は不凍液の補充も必要となります。

 

パネルヒーター内を循環する不凍液はサビ止め成分が入っている「防錆不凍液」で、パネルヒーターの内部を守る役割も持っています。

年数が経つとサビ止め効果が落ちるので、不凍液は定期的な交換が必要です。

 

交換せずに使い続けると劣化して温まり方に影響が出たり、サビなどの不純物がパネルヒーター内に蓄積したり、詰まったりして不具合を起こしてしまうこともあります。

エア抜きが必要な不具合が生じたら、あわせて不凍液の交換も検討しましょう。

 

パネルヒーターのエア抜きやメンテナンスは札幌ニップロへ

札幌ニップロ」では、セントラルヒーティング・パネルヒーターの点検・メンテナンスの他、不凍液の補充にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください!

長年の実績と豊富な知識を持つ、技術力の高い専門スタッフがお伺いします※。

※札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方

 

札幌ニップロのエア抜き目安料金について

エア抜きのみで良いか、配管全体の循環(ボイラーと全数パネルヒーター)のメンテナンスが必要か、不凍液自体の入れ替えが必要かなど、症状によって、必要な修理のご提案をいたします。

  • 【エア抜きのみ】出張費:税込4,400円~/作業費:税込6,600円~
  • 【配管全体の循環】出張費:税込4,400円~/作業費:税込11,000円~
  • 【セントラルヒーティングの防錆不凍液の交換】税込 41,800円〜。

 

寒さの厳しい北海道では、暖房器具の不具合は暮らしの質に大きく影響します。

少しでも不具合を感じたら、早めに設備の専門業者「札幌ニップロ」へご相談ください。

 

 

パネルヒーターのエア抜きを自分で行うには注意が必要!専門業者へ相談を

パネルヒーター内に空気が溜まると、「パネルヒーターが部分的に温まらない」「パネルヒーターから水の流れる音がする」などの症状が現れます。

このような症状が現れた場合には、パネルヒーターのエア抜きをすることで症状が改善する場合があります。

 

パネルヒーターのエア抜きは、マイナスドライバーなどの工具を使って自分で行うことができますが、エア抜き弁から高温の不凍液が吹き出す可能性があり、火傷などの危険があるので注意が必要です。

パネルヒーターなどの暖房設備のお困りごとは、設備の専門業者への相談が安心です。

 

セントラルヒーティングなどの暖房機器の交換・メンテナンス、防錆不凍液の交換に関するご相談は札幌ニップロで承っております。

札幌市およびその近郊エリア (江別、岩見沢、北広島、恵庭、千歳、石狩、小樽など)にお住まいの方は、ぜひ一度札幌ニップロにご相談ください!

※その他のエリアにお住まいのお客様もご相談ください!

 

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