期間消費電力量とは?家電の電気代を比較するときはここを見よう

2026.06.23 UPDATE

期間消費電力量とは?家電の電気代を比較するポイント

こんにちは!住まいの設備会社 札幌ニップロです。

家電を購入するとき、欲しい機能と価格だけで選んでいませんか?

電気料金の高騰により、家電を選ぶときは省エネ性能や電気代も重視して選びたいと考える方も増えてきています。

しかし、家電量販店やメーカーのカタログをみても、実際比較するためにはどの数字を見ればいいのかと疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。期間消費電力量、年間目安電気料金やAPF、省エネ基準達成率など、家電選びに役立つ指標は複数ありますので、さまざまな数値の見方や違いについてもまとめてみました。

この記事では、実際の比較方法や、カタログを見るときに確認したいポイント、電気代との関係や見方について解説します。

家電の電気代目安はどこを見れば分かる?

期間消費電力量とは

家電製品は毎日長く使うもの。選ぶときは、本体価格や機能だけでなく購入後の電気代も考えておきたいところですよね。

家電の電気代を比較するときは、カタログや仕様表に掲載されている数値を確認してみましょう。

年間の目安を比較するときに、特に確認しておきたいのは、【期間消費電力量】と【年間目安電気料金】の数値です。それぞれ役割が異なるため、違いを知っておくと家電を比較しやすくなります。

期間消費電力量:機種同士を比較

家電の電気代を比較するときに、まず確認したいのが「期間消費電力量」です。

期間消費電力量とは、一定の測定条件で1年間使用した場合に消費する電力量の目安を示した数値で、小さいほど一定条件では消費する電力量が少ない傾向があります。

例えば、期間消費電力量が900kWhの製品と1,300kWhの製品があった場合、電気料金単価を35円/kWhと仮定すると、年間の目安は約31,500円と約45,500円になります。

※ 単純計算では年間約14,000円の差になりますが、これは一定条件で算出した目安なので、実際の電気代は、住宅性能や使用時間、設定温度などによって変わります。「年間の電気代はこれだけかかる」という数字ではなく、機種同士を比較するための目安として参考にしてください。

統一省エネラベル

統一省エネラベル

家電量販店でよく見かけるラベルで、多段階評価や年間目安電気料金、省エネ基準達成率などが表示されており、省エネ性能を比較しやすくなっています。

年間目安電気料金

期間消費電力量をもとに算出された年間の電気料金の目安です。

実際の電気代とは異なりますが、製品同士を比較するときの参考になります。

APF(通年エネルギー消費効率)

エアコン特有の指標で、1年間を通してどれだけ効率よく冷暖房できるかを示しており、数値が大きいほど、省エネ性能が高い傾向があります。

2027年度省エネ基準達成率

最近のエアコンでは、2027年度省エネ基準達成率が掲載されている機種もあります。

省エネ基準に対する達成状況が分かるため、エアコンを比較するときの判断材料の一つになります。

期間消費電力量とは?

ここまで、家電を比較するときに確認したい項目をご紹介しました。

その中でも、電気代を比較する際の基本となるのが「期間消費電力量」です。

期間消費電力量とは、一定の測定条件で1年間使用した場合に消費する電力量の目安を示した数値です。

メーカーのカタログや仕様表などで確認でき、同じ種類の家電同士を比較するときに活用されています。

期間消費電力量と消費電力との違い

「消費電力」と「期間消費電力量」は似た言葉ですが、意味は異なります。

消費電力(W)は、その瞬間にどれくらい電力を使うかを示した数値で、期間消費電力量(kWh)は、一定条件で1年間使用した場合に消費する電力量の目安を示しています。

電気代を比較したい場合は、消費電力だけでなく、期間消費電力量もあわせて確認すると違いが分かりやすくなります。

家電ごとに測定方法は異なる

期間消費電力量は、エアコンだけではなく、冷蔵庫やテレビなどにも表示されていますが、すべての家電が同じ条件で測定されているわけではないのです。

家電ごとにJISなどで定められた測定方法に基づいて算出されているため、エアコンと冷蔵庫の数値を比較する用途には使いません。

例えばエアコンを選ぶならエアコン同士、冷蔵庫を選ぶなら冷蔵庫同士というように、同じ種類の家電を比較するときの目安として活用できます。

エアコンの電気代を数値を比較してみる

エアコンの電気代の比較

期間消費電力量は、エアコン選びでは特に参考になる数値です。

例えば同じメーカーのエアコンで、能力も同じ14畳用同士でも、グレードによって期間消費電力量や年間目安電気料金、省エネ基準達成率などの性能が異なれば電気代の目安も変わってきます。

寝室や子ども部屋など使用時間が比較的短い部屋では、本体価格を重視するという選び方もありますが、リビングなど長時間使用する部屋では、購入後の電気代も考慮しながら比較すると、ご家庭に合った機種を選びやすくなります。

期間消費電力量は比較するときの目安になりますが、カタログや仕様表には、ほかにも確認しておきたい項目があります。

エアコン2027年問題で安いエアコンが消える?

近年、「エアコン2027年問題」という言葉が話題になっています。

これは、2027年度を目標とした新しい省エネ基準への移行により、今後販売される家庭用エアコンのラインナップや価格帯が変わる可能性があるとされている話題です。

メーカー各社では新基準への対応が進められており、省エネ性能を高めた新製品の開発が進んでいます。その影響で、現在多く販売されている価格を抑えたスタンダードモデルは、今後選択肢が少なくなる可能性があるといわれています。

これからエアコンの購入や買い替えを検討される方はぜひ参考にしてみてください。

エアコン2027年問題とは?安いエアコンが減る理由と電気代の見方を解説

まとめ

期間消費電力量は、一定条件で1年間使用した場合の消費電力量の目安を示す数値です。

実際の電気代ではありませんが、同じ種類の家電同士を比較するときに役立ちます。

また、エアコンを選ぶ際は、期間消費電力量だけでなく、年間目安電気料金や統一省エネラベル、APF、2027年度省エネ基準達成率などもあわせて確認すると、省エネ性能を比較しやすくなります。

家電は長く使うものだからこそ、本体価格だけでなく、購入後の電気代も含めて比較しながら選んでみてください。

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阿部 沙織(アベ サオリ)

札幌ニップロ株式会社でセントラルヒーティングに関する業務に携わっています。弊社で施工した暖房の新築工事のアフター点検業務を経て、現在は管理部で内勤業務を行っています。主に、暖房設備に関することや生活に役立つ知識について発信しています。
最近の趣味はボーリングとポケモンGO。ペットはキンカチョウと姫ウズラを飼っています。

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