加湿器の掃除方法まとめ｜カビ・臭いを防いでスッキリ保管するコツ

冬の乾燥対策に大活躍した加湿器。春になって出番が減った今、何もせずそのまま放置していませんか？

加湿器を掃除せずに保管すると、次のシーズンにカビ臭がしたり、吹き出し口から雑菌がまき散らされたりする可能性があります。この記事では、そうしたトラブルを未然に防ぐための掃除と保管のコツを、わかりやすく解説します。

加湿器の掃除をしないで使用し続けると？

加湿器は水を扱う家電製品です。掃除を怠ると、内部にぬめりが発生したりして、雑菌やカビが繁殖しやすい環境になります。

これが原因で咳やくしゃみなどの不調を引き起こすこともあります。

【よくあるトラブル例】

・タンクがぬめる、黒ずむ

・カビのような嫌なにおいがする

・空気が汚れてしまい咳やくしゃみの原因に

長く安心して使うためには、シーズンオフの掃除を忘れずに行いましょう。

加湿器の種類別・基本的な掃除方法

加湿器にはいくつかの種類があり、タイプごとに掃除の方法が異なります。

スチーム式加湿器

タンクを取り外し、中性洗剤でしっかり洗浄

水垢が付きやすいので、クエン酸で内部のカルキを除去

吹出口も拭き掃除を

超音波式加湿器

タンクとミスト噴出口を水洗い

本体内部の振動板は綿棒で優しく掃除

カビが生えやすいため、こまめな手入れが必要

気化式／ハイブリッド式加湿器

フィルターは水洗い（機種によってはNGな場合もあるので取扱説明書確認）

本体は乾いた布で拭き取り、中性洗剤で汚れを落とす

水トレイはクエン酸で除菌処理

加湿器の掃除に使えるおすすめのアイテム

◆　クエン酸
水垢除去に抜群の効果。100円ショップでも手軽に手に入ります。500mlの水に小さじ1杯を溶かして使いましょう。

◆　中性洗剤
タンクや外装部分の油汚れや手垢を落とすのに便利です。

◆　歯ブラシや綿棒
細かいパーツや噴出口、フィルター周りなどの掃除に最適です。

◆　タオル・布巾
水分をしっかり拭き取るために複数枚用意すると便利。

◆　スプレーボトル
クエン酸水をまんべんなく吹きかけるのに使いやすい。

【ポイント】
掃除はシーズン中も週1回を目安に。終了時には徹底掃除でリセット！

シーズンオフ！加湿器の保管をする前に

完全に乾燥させる

洗った直後に片付けてしまうのはカビ発生の原因になります。

直射日光の当たらない場所で、自然乾燥させましょう。

フィルターやタンクは別々に保管

重ねて保管したままだと湿気がこもる原因に。新聞紙やキッチンペーパーでくるんで収納するのもおすすめ。

ホコリを防ぐために袋や箱に入れて保管

よくある質問Q&A

クエン酸と重曹、どちらを使うのが正解？

加湿器の掃除にはクエン酸が最適です。重曹は油汚れに向いており、水垢やカルキには効果が薄いためです。

フィルターが洗えないタイプの場合は？

説明書に水洗い不可の表示がある場合は、定期的にフィルターの交換を行いましょう。

毎日の使用後にするべきことは？

タンク内の水はその日のうちに使い切るのが理想です。使用後は水を捨てて、タンクを軽くすすぎ、乾燥させるようにしましょう。水を入れっぱなしにすると、雑菌の繁殖やぬめりの原因になります。

故障を防ぐためのポイント

加湿器は精密な構造を持つデリケートな家電です。掃除や保管の際に無理な扱いをすると、故障の原因になることがあります。

〇　無理にパーツを外さない

力任せに分解すると、部品が壊れたり、接続部が緩んだりする恐れがあります。

〇　取扱説明書は必ず確認

掃除可能な部分、洗ってはいけない部分をしっかり把握しましょう。

〇　使用後は電源を抜くことを習慣に

小さなことですが、漏電や誤作動のリスクを避ける大切なポイントです。

加湿器を長持ちさせるためには、日々の扱い方や保管時の丁寧さも大切です。

まとめ

加湿器は放置すると、次のシーズンにカビや雑菌が繁殖してしまい、嫌なにおいや空気の汚染につながる恐れがあります。

また、内部にたまった水垢やミネラル成分が機器を傷め、故障の原因になることも。使わない時期こそ丁寧に掃除・乾燥・収納して、来年も気持ちよく使えるようにしましょう。

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