2024.02.10 UPDATE

狭い場所にエアコンをつけられる?省スペース用機器の新設工事

省スペース用エアコン

こんにちは。札幌ニップロです。

今回は、エアコンを窓上の狭いスペース(下記写真参照)へ設置したいとのご依頼をいただいた際の施工事例をご紹介いたします。

コンパクトエアコン設置前

この記事では、省スペースに対応したエアコンを設置した施工事例を紹介しています。

 

狭いスペースにエアコンを設置する事は可能なのでしょうか?結論から言うと可能です!

【今回のご要望】

・窓上の狭いスペースに設置したい。
・2階の寝室が暑い熱中症対策。
・冬に補助暖房として使いたい。
・省エネタイプが希望。

今回いただいたご要望の中にもある通り、エアコンを狭いスペースに設置したいというお客様も多くいらっしゃいます。

まず、前提として、エアコン設置には一定のスペースの確保が必要となります。

購入してから設置ができなかった…というトラブルを防ぐ為にも事前にしっかりチェックしておきましょう。

現在は、スリムエアコンや、コンパクトエアコンと呼ばれる省スペースにも設置可能なエアコンが近年増えてきております。

高さがコンパクトだったり、幅がコンパクトだったりと、設置条件により選定が可能です。

今回設置した機種はダイキンのHXシリーズの寒冷地エアコンです。

機能が多くなるとエアコン本体のサイズも大きくなるイメージですが、このHXシリーズは、フィルター自動お掃除機能、快適自動運転等、多機能モデルなのにも関わらずコンパクトサイズが選べます。
ダイキンHXシリーズコンパクトモデル
本体サイズが高さ250mm×奥行き265mmのコンパクトモデルで、最小据付寸法が280mm!

カーテンレール上等の省スペースにも設置が可能です。

省スペースにエアコンを設置する場合にチェックしておきたいポイント

据付寸法を確認し、ここにエアコンを設置しよう!と決めた後も確認すべき事がまだあります。

見落としがちな点を紹介させていただきます。

●エアコンカバーを開いた時に照明等にぶつからないか?

エアコンカバーを開いた時に照明等の障害物にぶつからないか確認する必要があります。

また、天井ギリギリまでくっつけて設置してしまうと、エアコンカバーを十分開く事ができず、メンテナンスが行えない事もあります。

●フラップがカーテン等にぶつからないか?

エアコンを運転させるとパカッと開く「フラップ」部分がカーテンレールやカーテンにぶつからないようにする必要があります。

省スペースにエアコン設置する際の注意点

●エアコンの穴を開ける際に柱や筋交が干渉しないか?

エアコンを新規に設置する時は、室内機と室外機をつなぐ配管を通す穴を壁に開ける必要があります。

弊社では穴を開ける際に柱や筋交が欠損しないようにしっかり確認をしてから穴開けをしています。

取り付けようと思っている場所に十分なスペースがある!と思っても、柱や筋交を避けて穴開けをする必要があるので、位置によってはご希望箇所にエアコンが設置できないという可能性もあります。
スリーブ穴

インターネット等で安くエアコン等が買ったはいいが、設置位置がなく取り付けられない…そういったトラブルを避ける為、しっかりと事前に現地調査を行ってからエアコン本体を購入するのがおすすめです。

今回も、現地調査を行わせていただき、設置個所に問題がない事を確認し、カーテンレール上にエアコンを設置させていただきました。

エアコン室内機設置完了

コンパクトエアコン設置後

その他工事

その他、2階にエアコンを新規設置するに伴い、以下の工事を行いました。

エアコン専用回路増設工事

エアコンを設置する場合、「エアコン専用回路」が必要です。

エアコンは消費電力が大きいので、必ず専用回路を使用して​エアコンを設置しなくてはいけません。

エアコン専用回路増設工事2
「エアコン専用回路」について詳しくは以下記事もご参照ください。

エアコンの専用回路(専用コンセント)とは?必要性や増設方法を確認!

 

アース工事

アースとは、万が一電流が漏れてしまった場合に、電化製品の故障や漏電による人への感電を防ぐ目的で大地へ電気を逃がす安全装置の一つになります。

未然に感電や事故を防ぐために、アース工事は必要です。

アース工事
アース工事2

2段置架台+防雪屋根設置

寒冷地エアコンの場合、冬に暖房として使用するので積雪の深さより高さが必要になる為、2段用の高台が必要です。

2段置架台+防雪屋根設置

2段置架台+防雪屋根設置2
室外機を設置する際にもチェックするポイントがあります。

●室外機の左右、後ろ、手前に一定のスペースを確保する必要があります。

室外機も、機種やメーカーによりますが一定のスペースが必要です。

室外機の設置場所がない…といった場合は下記の記事もぜひご参照ください。

エアコンの室外機の設置場所がない…そんなときの対処法!

●雪庇が落ちてこないような場所に設置する、または雪庇対策をする必要があります。

札幌等雪が降る地域では、室外機に雪庇が落ちてきて破損してしまうケースもあります。

また、エアコンの室外機は吹出口・吸込口が雪による影響を受けると、熱の交換が適切に出来なくなり、熱交換効率の悪化による暖房能力低下や、故障の原因となります。

冬でも十分な機能を発揮できるよう、防雪フードは有効な対策です。

スペースがない…と諦める前に札幌ニップロにご相談を!

一見、取り付けが難しいかな?と思うスペースの狭い場所でもエアコンが設置できる可能性があります。

札幌ニップロでは、事前に調査を行わせてただき、お客様の環境にあったエアコンをご提案いたします。

ぜひお気軽にご相談ください!

→お問い合わせフォーム

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