2024.03.22 UPDATE
エコジョーズエラー【111・113】原因と対処法は?/リンナイ・ノーリツ
暖房・換気・住宅設備の札幌ニップロです。
今回はエコジョーズでエラー111・エラー113が発生した場合の対応についてご紹介します。
▽ エコジョーズのエラー111・エラー113とは?
・ エラー111・エラー113の原因や対処法は?
・ エラー111・エラー113の修理方法は?
・ 定期点検で突然の故障を未然に防ぐ?
この記事では、エコジョーズにエラーコード111・エラーコード113が発生する原因と対策について解説しています。故障コードが表示され、症状が改善されない場合は修理業者へ依頼しましょう。
エラー111・エラー113とは?
エコジョーズに表示されるエラーコード111・113はガスの供給がストップしている等で、点火できない時に出るエラーです。
▶エラー111は「給湯点火不良」のエラーです。
▶エラー113は「暖房点火不良」のエラーです。
危険性はある?
「エラー111・113」は正常に点火できなかった結果をお知らせするエラーなので、危険性があるものではありません。
落ち着いて対応しましょう。
エラー111・エラー113の原因や対処法は?
エコジョーズの場合、「給湯側」と「暖房側」に回路が分かれており、暖房が使えなくても給湯は使える(給湯が使えなくて暖房が使える)場合があります。
まずは以下の方法で原因の切り分けをしていきます。
原因の切り分け方法
エラー111は給湯側のエラーです。エラー111が出ており、暖房は使用できている場合は暖房側にはガスが供給されているので、給湯側の点火装置などの故障が疑われます。
エラー113は暖房側のエラーです。エラー113が出ており、お湯が出る場合は給湯側にはガスが供給されているので、暖房側の点火装置などの故障が疑われます。
なんらかの原因によって一時的に点火が妨げられている場合はリセットを行うことで改善する可能性もあります。
【リセット方法】
ガスコンロ、給湯等ガスを使う機器の使用を全てストップした上でリモコンの電源を切り、スイッチを入れなおします。
リセットを行っても改善しない場合は、エラー111・エラー113の修理方法は?の項目をご確認ください。
給湯も暖房も使用できない場合
エラーが出てお湯がでない、暖房が止まってしまう、等の症状が何度も発生するが、毎回再起動で復旧可能できている場合は「エコジョーズ内部に汚れが蓄積し、正常に着火ができない可能性」があります。
そのまま放置すると給湯・暖房が使用ができなくなってしまう恐れもあるので、早めの点検、修理がおすすめです。
給湯も暖房も全く使用できない場合、「外的要因による点火の妨げ」、「ガス供給が停止している」どちらかの可能性が高いです。
まずは、「外的要因による点火の妨げ」は、以下のような原因が考えられます。
▶強風等で飛んできた草木や枯れ葉等が給排気口に付着し、給排気口を塞いでしまっている
▶大雪や風が強い日の地吹雪などで雪が排気口を覆ってしまっている、凍結してしまっている
排気口が外的要因によって塞がれている状態になっている場合は、原因の対象物をとりのぞく必要があります。
こちらの記事も併せてご確認ください。
また、大雨や大雪、強風や台風など天候が荒れている場合は、天候が落ち着いた後に改善する事があります。
急いでいない場合は時間経過後に、リセット操作をお試しください。
次に「ガスの供給が停止している」場合の原因を見ていきましょう。
▶ガスメーターでガスが止まっている
ガスメーターを確認し、ガスが止まっている場合、ガスメーターのマニュアルに沿ってガスの供給を復旧させましょう。
▶ガス栓が閉まっている
ガス栓・器具栓が配管に対して横になっている場合は、ガス栓が閉まっています。栓を縦にして開けてご使用ください。
▶プロパンガスの場合は燃料切れ
プロパンガス(LPガス)のボンベ内が空になってしまっている場合は、現在契約しているプロパンガス販売店に連絡しましょう。
▶ガス料金の未払い
ガス料金の未払いでガスの供給が停止した場合、料金のお支払いとガス供給の再開手続きが必要になります。詳しくはご契約のガス会社様へお問合せください。
ガスの供給が停止している場合は、ご契約のガス会社にご相談ください。
ガス供給が再開した後、リセットを行っても改善しない場合はお問合せください。
エラー111・エラー113の修理方法は?
・点火装置の修理
エラー111、エラー113のエラーの場合、点火装置の修理で直る事が多いです。
・点火プラグ、フレームロッドの交換
点火プラグ、フレームロッドが劣化してしまうと着火不良の原因となります。
▼未使用の点火プラグ
▼摩耗した点火プラグ
・制御基板の交換
制御基板とは、電気信号を司る部品です。
制御基板からボイラーに着火命令が下されるのですが、この制御基板が故障していると上手く命令が伝達されません。
いずれも作業時間の目安は約30分程度です。
(ボイラーの設置場所によっては作業時間が異なります。)
修理は自分でできる?
エコジョーズに限らず、ボイラーの修理には資格が必要です。
危険が伴う可能性もありますので修理や交換は必ず有資格の専門業者に依頼しましょう。
札幌ニップロでは、ガスボイラーの修理はサービスマンの中でも北ガス修理技術認定者だけが行っているので安心です。
ガスボイラー・ガス給湯器のことでお困り事があればお気軽にご相談下さい。
定期点検で突然の故障を未然に防ぐ?
ボイラーは定期的な点検が大切
給湯、冬時期の暖房は生活に欠かせない設備の1つです。突然使用できなくなってしまっては困りますよね。
定期的に点検(保守点検)を行うことで、故障を未然に防ぐことも可能です。 定期的に点検を行いましょう。
修理のご依頼について
札幌ニップロの営業時間は9:00-17:00(日祝定休)です。
WEBフォーム、またはLINEからのお問い合わせの場合は通常営業時間内での確認・返信となります。
11月~3月は緊急修理窓口を24時間開設しておりますが、時間外窓口に関しましては、緊急の修理依頼のみ受付とさせていただきます。
暖房ボイラーなどの緊急の修理サービススタッフへの転送となりますので、機器の在庫確認やご質問、定期メンテナンスの日程調整など、緊急の修理以外のお問い合わせにつきましては営業時間内9:00-17:00(日祝定休)にご連絡をお願い申し上げます。